子どもにスマホが欲しいと言われているんだけど、iPhoneは高くつきそうね。Androidなら比較的安く抑えられそう。
Android端末はさまざまなメーカーから発売されていて選択肢が多く、価格も比較的安いものが多いのが魅力的ですよね。ただ、選択肢が多い分、気をつけたいポイントもあります!
必要なスペック
価格だけでの判断や販売員の薦められるままに端末を選ぶのはナンセンスです。求めていることをこなすだけのスペックが搭載されていないと、結果として子どもに不自由な思いをさせることになり、その後さらに高額な端末を要求したり、保護者に端末を選ぶ力がないと、保護者からの意見を聞かなくなります。日頃使うものだからこそ、安易に決めずに熟考して決めたいですね。
求められるのは以下のようなスペックです。
- ゲームがカクカクすることなくこなせるチップ性能(メモリ)
- 一般的な写真が撮れるカメラ性能(インカメラ・アウトカメラ)
- 最低半日はもつバッテリー容量
- アプリや写真を不自由なく入れれるストレージ容量
これぐらいが一般的です。大人であればスマートフォンを多様な使い方をしているので、必要スペックは様々かつハイスペックのものが必要な方がいますが、子どもが使う用途であればほとんどが負荷の小さいSNSで、高負荷で3Dゲームぐらいです。よくある平面的なゲーム(2Dゲーム)であればそこまで負荷がかからないのでハイスペックな端末は不要です。スペックの良いものを追い求めても、ハイスペックな製品ほど価格差ほどのスペック差は感じにくいでしょう。
逆に低スペックすぎるのも問題で、使いたい用途で使えないというのはかなりのストレスです。しかも低スペックだから安いというわけでもなく、低スペックなのにそこそこの価格がするものや、そこそこにスペックなのに価格が安いものも混ざっているのが今のスマホ事情です。
よく分からないままに低スペックの端末を与えてしまったり、子どもや販売員の言われるがままに必要以上のハイスペックかつ高額な端末を購入することは避けたいところですね。
では、個別に必要スペックを考えていきましょう。
チップ・メモリ性能
チップはパソコンで言うCPUにあたり、人なら頭脳に当たる部分です。この性能が良いと、サクサクとストレスのない動作ができます。またメモリ(RAM)も重要で、作業スペースと考えると良いでしょう。どれだけ良い頭脳を持っていても作業スペースが小さければ、その能力を発揮できませんし、その逆だとスペースが無駄に余ってしまうだけです。
ただ、素人目にはこの判断はなかなか難しいところです。メモリ(RAM)であれば、4GBが最低ラインで、6GBや8GBになるとかなり軽快になります。こちらは数値で判断できるのでまだ分かりやすいのですが、CPU(チップ)はかなり種類が多いので難解です。「スマートフォン CPU 比較」と検索すれば、スマートフォンのチップの性能について調べることができます。目安としては、iPhone 8に使われているA11チップ以上の性能であれば、SNSやちょっとした2Dゲームでしたら問題なくこなせるでしょう。3Dゲームまで快適にこなすのであれば、iPhone11に使われているA13チップ以上の性能は欲しいところです。性能に比例して値段が上がっていきますので、「何に使うのか」を明確にして選びたいところです。
カメラ性能
子どもが撮るような写真は、基本的に友人との日常の様子であったり、食べ物の写真など比較的近い距離に被写体があることが大半です。そのため遠くを撮るための望遠レンズや、広い範囲を撮る超広角レンズは不要です。
基本的にレンズが増えれば、その分価格が跳ね上がるものです。ほとんど使わないものにお金をかける必要はないので、ここは節約していきましょう。多くのスマートフォンではProモデルと称して、カメラ性能を向上させたモデルも用意されているのですが、そういうものは不必要なケースが大半になると思います。
逆にカメラ性能で気にしたいのは通常レンズ(広角レンズ)で撮影した写真が美しいかどうかです。高額かつ最新の機種ほど美しく撮れる傾向はありますが、常人には判別が不可能に近いですし、どうせその写真を見るのもスマホ上の小さな画面ですのでそこまで高性能なカメラは不要です。
バッテリー容量
日頃は通学でスマホを触る機会は少ないはずですので、実はそこまでバッテリー容量は不要です。基本的には週末にお出かけのときに、帰宅までの間バッテリーがもてば大丈夫です。それにお出かけ中ずっと触っている訳ではないので、大体「8~10時間」ぐらいもつバッテリーであれば今後のバッテリーの劣化を考慮しても十分でしょう。ほとんどのスマートフォンでこの水準はクリアできていますので、あまり気にする必要はありません。
中古のスマートフォンを購入する場合、すでにバッテリーが劣化していることもあります。そんな場合でもバッテリーの交換は可能ですので、バッテリーが厳しくなったらバッテリー交換で対応すると良いでしょう。
充電しながらのスマートフォンの使用はバッテリーに負荷がかかり、劣化の要因となります。そのため、バッテリーを長持ちさせたいのであれば充電しながらの使用や急速充電など、バッテリーの負荷がかからないようにしたいですね。
ストレージ容量
ストレージ容量とは保存領域のことです。アプリや写真・動画などのデータを保存するために必要で、これが極端に少ないとろくに保存することもできずストレスがたまります。最近の端末だと64GBではやや少ない印象で、128GBは欲しいところです。
もしくはファミリープランでクラウドストレージを契約するのもオススメです。家族でストレージ容量を共有することができますし、端末本体のストレージ容量を多少小さいものにしても大丈夫です。100GBもしくは200GBを契約しておくと、家族全員幸せになれます。
考慮しなくて良い要素
不必要な要素もあります。例えば5G通信に対応しているかどうか。5G通信ができれば確かに高速にはなりますが、それで何をするのでしょうか。それに4Gの速度でも十分速いのではないで問題ありません。
またディスプレイも最近の製品であればどれもそれなりに美しく、高級モデルの美しさも言われたり比較しないとわからないレベルです。また、安全や健康に関する機能もあると便利ではありますが、必要な訳ではありません。これらの機能をプラスしていくと高額になっていきますので、必要なのか不必要なのかを判断することが価格を抑えるポイントです。
オススメのAndroid端末
強いてオススメのAndroid端末をあげるので有れば、Googleから発売されているGoogle Pixel 6aです。2022年の夏に発売された比較的新しい端末です。ミドルスペック端末扱いですが、ハイスペック端末に引けを取らない性能で満足感が高い端末になっています。そして何と言ってもその魅力はスペックに見合わない価格です(いい意味で)。
元々の53,900円と言う価格も超破格で、同様のスペックの端末を購入するとなると10万円近く必要になります。しかもこの価格、キャンペーンなどで割引されることも多くさらに安く購入できます。フリマアプリなどでは新品・未使用品でも4万円を切る価格で取引されていますので、Android端末なら選んで間違い無い端末ですね。
端末のスペックより通信品質の方が重要
子どもの使う用途の場合、そのほとんどがインターネットを利用するものでしょう。そうなると端末本体のスペックを上げるより、通信回線が安定的かどうかの方が重要です。
どれだけハイスペックな端末を使っていても、通信品質が悪いと何もできずイライラします。
通信速度と安定度を重視するならやはり、docomo, au, Softbankの3社が優勢です。しかし、これらのプランは高額であるのが難点で、せっかく端末代を安く抑えても通信料が高くついては元も子もありません。そうなると、それぞれのキャリアから出されている格安プランであるahamo, povo 2.0, LINEMOがオススメですね。 この3つから選べば通信速度と安定度、そして価格の両立ができます。通信容量や家庭環境次第ではau系のUQモバイルや、Softbank系のワイモバイルもオススメです。他にも条件次第ではオススメの通信会社もありますが、この5つから選ぶのが無難です。
Android端末は中古品が安い!
iPhoneであれば中古品であってもそこそこの値がつくのですが、Android端末は中古になった途端、急激に安くなる傾向があります。それにほぼ使われていなかったり、未使用品であっても型落ちになればかなり安く手に入れることも可能です。
オススメのフリマアプリは以下の3つです。
- メルカリ(最大手、販売手数料が10%)
- ラクマ(楽天系、販売手数料6%)
- PayPayフリマ(PayPay系、販売手数料5%)
購入するときは、この3つを比較しながら選びたいところです。まだ使ったことのない方は以下の招待コードを利用するとお得なキャンペーンを適用できます。
- メルカリ:QSVSWG
- ラクマ:2sNBQ
- PayPayフリマ:3LM1VU
私もフリマアプリは良く利用しています。新製品が欲しいときは、今まで使っていたものをフリマアプリで売り、旧製品でも構わないものはフリマアプリで安く手に入れていますね。ぜひ、賢く活用してみてください!
最後に
子どもに人気のスマートフォンはやはりiPhoneであることは揺るがないでしょう。しかし、最近のAndroidはかなり盛り返してきてコスパの良さが目立ってきています。コスパ重視のすまほえらびをするのであれば、Androidはオススメですが、スペックの見極めを正しくしたいところですね。