2023年1月にAppleの新製品3つが発表されました。今回は、その製品が学校現場に与える影響について考察してきます。
発表された3製品とは?
この3製品です。最新のM2チップを搭載したMacのみの発表でしたね。公式情報はリンク先をご確認ください。では、それぞれ見ていきましょう。
M2 Mac mini
主な変更点
- 価格は92,800円→84,800円に値下げ!!
- チップ性能が向上(M1 → M2 / M2 Pro)
- メモリが32GBまで搭載可能に
- ストレージが8TBまで搭載可能に
- Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3に対応
チップ性能が順当に進化したMac miniです。チップ性能が向上したことで動作自体もさらに軽快になり、メモリやストレージも増量できるので自分好みのカスタマイズができるようになりました。何と言っても注目は価格で、最小構成モデルで比較すると、以前のM1 Mac miniから性能が向上しているのにもかかわらず値下がりしています。
オススメは最小構成で、カスタマイズしていき、M2 Proチップにしたりメモリやストレージを増量していくとドンドンMacStudioに近づいていきます。そうなってくるともはやMacStudioで良いのでは?という状態になってくるので、魅力的に感じるのは割安感のある最小構成のモデルになります。
学校現場に与える影響
据え置き型のMacですので、学習者にとっては自宅用として使うのであれば選択肢に入る程度で、基本的には指導者側になるでしょう。優秀なスペックの端末がこの価格で手に入るは魅力的です。確かに別でキーボードやマウス、ディスプレイを用意しないという手間がありますが、逆に考えれば安く抑えることも可能ですし、周辺機器にこだわりがあるのでしたら、自分好みのカスタマイズが可能です。
スペック的には最小構成でも学校で行うような業務はほぼすべて難なく行うことができる性能ですので、スペック不足を感じることは無いでしょう。
大画面で作業したい!というディスプレイにこだわりがある方にはこのタイプのMacがオススメですね。うちの職場にも超広大なディスプレイで作業されている方がいます。
14インチ/16インチ M2 MacBook Pro
主な変更点
- 価格はそれぞれ10,000円増
- チップ性能が向上(M1 Pro / M1 Max → M2 Pro / M2 Max)
- バッテリー性能が1時間程度向上
- 96GBのメモリが積めるように
- HDMIポートがマルチチャンネルオーディオ出力に対応
- Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3に対応
M2 Mac miniが性能面の順当な進化かつ、価格が安くなったことで注目されますが、14インチ/16インチ M2 MacBook Proは同様にチップ性能や機能が向上しつつも価格も上昇しているため、どうしても見劣りしてしまいます。
すでにM1のMacBook Proを持っている方にとっては、チップ性能がどれだけ向上しているかが気になるところです。しかし、劇的に性能が良くなっているわけでもないので体感ではあまり感じないかもしれません。過去のチップと比較すると、「M2 Max」>「M1 Max」>「M2 Pro」>「M1 Pro」となっているので、M1 MaxからM2 Proへの買い替えだとむしろスペックダウンしてしまいます。
学校現場に与える影響
チップ性能は向上しましたが、すでにM1 ProやM1 Maxの時点でオーバースペック気味だったので、教育目的での利用だとその力を持て余してしまうでしょう。通常の教育目的であればM1チップで十分だと私は感じています。余程重い作業(高画質の動画編集等)をしない限りはスペック面で選択肢には上がらないでしょう。
ただ、大きな画面のMacBookが欲しいとなった場合は他に選択肢がありません。現行のMacBookでは最大サイズのディスプレイで作業効率はかなり良いです。ディスプレイが大きくなるということはそれだけ作業スペースが増えるということですので、この点に魅力を感じる方もいるかもしれませんね。ちなみに15インチ MacBook Airが発売されるのではという噂もあります。
スペックはそこまで必要ないけど大画面で作業したい方にとっては悩ましいですね。Mac miniと外付けディスプレイの組み合わせも検討してみると良いでしょう。
Apple製品を安く買うには?
Apple製品はお得に購入することが可能なのです!私の場合だと、新製品であっても20%オフぐらいで購入できていると思います。詳しくは下の記事をご参考にしてください。
【2023年最新】Apple製品を安く買う3つの方法最後に
今回大きな発表イベントもなく、突然の発表でしたね。内容的にもチップ性能向上がメインで派手さがないものだったのでこのような形での発表になったのでしょう。個人的にはMac miniは興味がそそられますね。家に自分のデスクがあれば導入したいなあと思うような製品です。