ICT教育とか言って、端末が増えてきたけど充電の管理大変だなぁ。端子も色々あるし、どうやって管理しているんだ?
充電にも色々端子がありますからね。今回は私の職員室での充電環境をご紹介しましょう!
職員室にあるICT機器
まず、私の職員室机で充電するであろう製品をご紹介しましょう。
- iPhone 11 → Lightning
- AirPods Pro → Lightning
- iPad Air(第4世代) → USB Type-C
- iPad mini(第6世代) → USB Type-C
- MacBook Air → USB Type-C
- Windows機 → USB Type-C
充電する端末は非常に多いですが、端子としては Lightning と USB Type-C がほとんどですね。ある程度ケーブル類をまとめることによってスッキリしそうです。
急速充電ができる環境を整える
こだわりがなければ、元から付属している充電器を使用すれば大丈夫です。しかし、端末が増えてくると充電アダプターやケーブルが増えてきて、机の上がごちゃごちゃするのがネックです。美しいデスクを目指すのであれば、充電環境を最適化するのがオススメです。
また、よく使う端末だと急速充電ができるとかなり便利です。例えば連続授業で端末の電池残量が怪しいときでも、休み時間の間にある程度充電を回復できれば1日中授業で使用しても耐えることができます。そのため、端末ごとの急速充電ができるW数については調べておくといいでしょうね。
端末と接続する側の端子は複数種類ありますが、電源アダプター側の端子はできるだけ揃えたいところですね。性能と利便性の面からType-Cで統一するのがオススメです。今回紹介する充電アダプターはType-Cのものを中心に紹介しています。
iPhoneとAirPods
iPhoneとAirPodsは1つの充電アダプターから充電するとスッキリします。iPhone(iPhone 8以降が対応)とAirPodsの急速充電できる最大W数は以下のように言われています。
製品名 | 最大W数 |
iPhone 13 Pro / Pro Max | 約27W |
iPhone 12 Pro / Pro Max | 約23W |
iPhone 13 / 12 | 約20W |
その他のiPhone | 約18W |
AirPodsシリーズ | 約2.35W |
AirPodsには急速充電可能という表記はなく、そもそも約2.35Wで上限を迎えてしまうので、ほとんどの充電器で最速の充電環境になります。
対してiPhoneはシリーズによって最大W数が異なります。サイズが大きいものや、スペックが高いものについては最大W数が高くなる傾向にありますので、こちらはW数を考えた方が良さそうです。
iPhone + AirPodsにオススメの充電アダプター
CIOの30W充電器で、この出力の2ポート充電器の中ではかなり小型です。こちらの製品は1ポートだと30Wで充電することができますが、2ポートだと20Wずつで充電することができます。この2ポートの使い勝手が良く、iPhoneとAirPodsを同時に充電するときに役に立ちます。2ポート使用でも20W出力できるので多くのiPhoneで急速充電が可能で、Proシリーズであっても最高速度でないまでも、十分高速で充電することができます。また、1ポートにすればProシリーズでも最高速度で充電が可能なので、幅広く活躍してくれるでしょう。
2ポートのものはCIOの方が優秀なのですが、1ポートならAnkerのものも選択肢に入ります。30Wですので、現行のiPhoneであればどれでも最大速度で急速充電が可能です。非常にコンパクトで場所を取らないのもいいですね。AirPodsの充電は必要ない、同時に充電したいと思う瞬間がない方はこちらも検討すると良いでしょう。
iPad
iPadの各シリーズの充電端子と急速充電ができる最大W数は次の表ように言われています。
製品名 | 充電端子 | 最大W数 |
iPad(第9世代) | Lightning | 約30W |
iPad Air(第5世代) | Type-C | 約30W |
iPad mini(第6世代) | Type-C | 約20W |
11インチ iPad Pro(第3世代) | Type-C | 約30W |
12.9インチ iPad Pro(第5世代) | Type-C | 約45W |
気をつけたいところはiPad(第9世代)〈通称、無印iPad〉はLightning端子が使われているというところです。ここは後々のType-Cに統一されるかもしれませんが、現状では違いがあります。ただ、無印iPadならiPhoneの充電と兼ねることも可能ですので、ケーブルを少なくすることができます。
iPadはサイズによって最大W数が変化する傾向にあります。iPadシリーズに元から付属している充電アダプターは20W以下のものになります。そのため、それ以上のW数のものを用意すると急速充電を体感できることと思います。
iPadにオススメの充電アダプター
CIOから発売されている45W充電器で、1ポートだと全てのiPadを急速充電することが可能で、2ポートでも純正の充電器と同等の20W充電が可能です。私のようなiPadを2台持ちの方にはオススメですね。2台とも急速充電が必要な場面がない方にはちょうどいいです。
12.9インチ iPad Proのような大型のiPadを使う予定がない方であれば、30Wでも十分ですよ!
iPadを2台持ちしていて、その両方を急速充電したい方には65Wの充電器がオススメです。1ポートだと65W出力が可能なので、Macのようなノートパソコンの急速充電すら可能です。2ポートだと20W + 45W, 30W + 30Wの充電が可能になりますので、様々なiPadを2台同時に急速充電することができます。
iPad 2台持ちの方だけでなく、iPad + iPhoneの2台を急速充電するのにもオススメですね。
Anker製が良いのならこちら。2ポートでも急速充電を可能にすることが可能です。1ポートだとノートパソコンですら急速充電が可能なパワーがありますが、2ポートでも45Wと20Wで出力することが可能です。そのため、12.9インチ iPad ProとiPad miniの組み合わせなど。2台同時に急速充電ができるのが嬉しいところです。
iPadを1台持ちの場合は1ポートで十分です。お持ちのiPadによってW数は変えても良いですが、大は小を兼ねますし、今はオーバースペックでも45Wのものにして、今後のW数の増加に備えるというのもありです。
MacとWindows機
MacやWindows機などのパソコン機器は充電するためのW数も大きめです。しかし、これらは持ち運びすることは少なく、充電しながら使用するので急速充電が必要なケースは稀でしょう。そのため、付属の充電器のものを使用するのもありです。(付属の充電器以上のW数を用意できれば、通常充電より高速に充電できることでしょう。)
ただ、Apple純正の充電器はサードパーティー製の充電器と比べてかなり大型です。そのため、コンパクトかつMacとWindows機を兼用で使用するために、別で充電器を用意するのは選択肢になります。
実際私も純正の充電器を使用していません。Window機の方が必要W数が大きいこともあり、Windows機を通常充電できるだけのW数があるものを使用しています。
製品名 | 付属充電器 |
M1 MacBook Air | 30W |
M2 MacBook Air | 30W 35W |
13インチ M2 MacBook Pro | 67W |
14インチ MacBook Pro | 67W 96W |
16インチ MacBook Pro | 140W |
Surface Laptop 4 Surface Laptop 3 | 60W |
Surface Pro 8 Surface Pro X Surface Pro 7 Surface Pro 7+ | 60W |
Surface Laptop Go 2 Surface Laptop Go | 39W |
Surface Go 3 Surface Go 2 | 24W |
基本的にはこれらのW数を上回っていれば通常充電ができ、大きく上回れば急速充電が可能です。また、Windows機は種類が多いため、人気のSurfaceシリーズのものをピックアップしました。最近では減ってはきていますが、Windows機は専用の端子(DCプラグ)でしか充電できないものもあるので、ケーブル類を美しく整理したいならType-C充電できる端末を選びたいところですね。
専用充電端子は必要?
M2 MacBook AirなどはMagSafe充電ができたり、Windows機でも例えばSurface Pro 8などはSurface専用の端子があり、それで充電することは可能です。しかし、これらを取り揃えてしまうと机周りのケーブル(端子)の種類が非常に多くなり美しくありません。ほとんどのパソコンはType-C充電が可能なものが多く、統一してしまった方がスッキリとしますので、美しさを重視するならType-Cで充電することをオススメします。
Macにオススメの充電アダプター + α
ノートパソコンを2台同時に充電したいケースはほぼないでしょう。そのため、1ポートで十分です。65Wであれば、MacBook AirとWindows機を兼用で充電できます。コスト的にも65Wぐらいが価格が抑えられていますので、MacBook Airを使用しているならオススメではあります。
16インチMacBook Pro以外を使用しているなら100W充電器で対応可能で、急速充電もできます。ただ、このあたりから結構価格が跳ね上がるので、サイズは大きくなりますがApple純正の物で良いと思います。ちなみに100Wを超える充電器も存在しますが、ケーブルの方が100W以上に対応していないものも多いです。こちらもApple純正の物を使う方が良いですね。
学校には学校専用のネットワークが存在することの方がほとんどでしょう。そこにアクセスするためには、有線LANで接続する必要があるという学校も多いです。そんなときに有線LANまで職員室机にあるとケーブルだらけになってしまいます。そこでオススメしたいのが充電とEthernetを1つのケーブルにまとめることができるこの商品です。机の下に有線LANを隠せるので、机の上を美しく整理することができます。
端子がL字型に曲がったType-Cですので、PC周辺もスッキリしてオススメです!
オススメの充電ケーブル
充電ケーブルは急速充電に対応した、高W数対応のものを選ぶようにしましょう。材質は何でも良いのですが、最近のものですとシリコン製のものが絡まず、柔らかくて使いやすいですね。
今回は充電アダプターでオススメしたCIOとAnker製のケーブルをご紹介しましょう。
どちらもシリコン製で、100Wまで対応していますので違いはあまりありません。若干CIO製の方が安いですが、Ankerの方はカラーバリエーションが豊富で端末の色と合わせると可愛いですね。私もiPadの充電ケーブルはAnker製のものを使い、iPadの色と同じものを選んでいます。
Micro USB
かなり減ってきてはいますが、MicroUSBが必要になるケースがあります。そんなときには、以下のような製品がオススメです。
TypeC端子の先端に取り付けるだけでMicroUSBになるアダプターです。ケーブルの場所を増やさずに端子の種類を増やせるのでオススメです。ストラップも付属していますので、無くしにくいのも嬉しいところですね。
Apple信者系教員の職員室机の充電環境
では最後に私の職員室机の充電環境をご紹介しましょう。
- iPhone 11 + AirPods Pro → CIO 30W充電器(2ポート) + CIO USB Type-C / Lightningケーブル ×2
- iPad Air(第4世代)+ iPad mini(第6世代) → CIO 30W充電器(2ポート) + Anker USB Type-C / USB Type-Cケーブル ×2
- MacBook Air + Windows機 → CIO 65W充電器(1ポート) + CIO USB Type-C / USB Type-Cケーブル ×1
2ポートのものを組み合わせることで、充電器は3台、ケーブルは5本になっています。これらに加え、下のような製品も使っています。
ケーブルをこれで固定して、ケーブルの先だけを机上に出しています。ほとんどのケーブルは机の下に隠して置いて、必要な時に引き出すことで、机上のケーブル類を極限まで見せないようにすることができます。非常にオススメですので、机上を美しくしたい方は試して見てもらえればと思います。
最後に
電源周りをきれいに整理するだけで、職員室机はかなりスッキリと美しくなります。ICT教育が活発に行われている昨今、この辺りにも気を配って快適な仕事をしたいものですね。