ぱぱてんてーってICTに詳しいんでしょ?iPad買いたいんだけど、何かいいのない?
ついにiPad買うんですね!任せてください、一番利用方法にあったものをご紹介しますよ!
2022年秋のiPadラインナップ
- iPad(第10世代)
- iPad(第9世代)
- iPad Air(第5世代)
- iPad mini(第6世代)
- 11インチiPad Pro(第4世代)
- 12.9インチiPad Pro(第6世代)
現行のモデルだとこの6種類になると思います。家電量販店などでは、旧世代のものも置いてありますので、注意が必要です。
2022年秋の変化
iPad(通称:無印iPad)とiPad Proで世代交代が行われました!それぞれの変更点を見ていきましょう!
iPad(第10世代)の主な変更点
- 価格は49,800円 → 68,800円に爆上げ(円安の影響もあり)
- カラバリが大幅変更(スペースグレイ・シルバーの2色展開から、シルバー・ピンク・ブルー・イエローの4色展開に)
- ディスプレイが10.2インチRetinaから10.9インチLiquid Retinaに(iPad Airと同様のディスプレイ)
- チップ性能がA13からA14に
- 背面カメラが8MPから12MPに強化(フロントカメラは変わらず)
- スマートHDR3に対応
- 2スピーカーオーディオが横向きに対応
- 端子がLightningからUSB-Cに変更
- 5G対応
- Touch IDが電源ボタンに移動
- Magic Keyboard Folioに対応
- Bluetooth5.2に対応
今回の発表の目玉です。最もシンプルなiPad(通称、無印iPad)が大幅に進化してきました。ザックリいうと、無印iPadがiPad Airにかなり近づいたという感じでしょう。各種機能が順当に進化していますのでiPad(第9世代)からはかなり違いを感じることができるでしょう。そして、価格も…。
最も残念ポイントはApple Pencil(第2世代)に非対応なことです。折角iPad Airと同様のデザインにして、端子もLightningが廃止されたのに第1世代を継続しています。第1世代はLightning端子での有線接続でペアリングを行うので、専用の変換アダプタ(別売り)まで用意されています。
いや、そこまでするなら第2世代に対応させてくれや…。
円安の影響もありかなり価格は上昇しています。ちなみにiPad Air(第5世代)とiPad mini(第6世代)も円安の影響で値上げされていますので、発売当初から2万円近く値上がりしてしまいました。iPad(第10世代)とiPad Air(第5世代)はかなり近いスペックになっていますが、大きな違いはチップ性能がA14とM1、Apple Pencilが第1世代対応と第2世代対応です。この差に価格差2万3000円です。非常に悩ましいですね。
Apple Pencil(第2世代)対応ならiPad Airがオーバースペックだった人を引き込めたのになーと思います。それぐらい惜しいですね。
11インチ iPad Pro(第4世代)/ 12.9インチ iPad Pro(第6世代)の主な変更点
- チップ性能がM1からM2に強化
- Apple Pencilポイントに対応
- スマートHDR4に対応
- 4KProResビデオの撮影が可能に(128GBモデルは1080p,30fps)
- Wi-Fi 6E対応(中国本土・日本では利用不可)
- 11インチは94,800円 → 124,800円に
- 12.9インチは129,800円 → 172,800円に
地味な変更だったのが、iPad Proシリーズです。順当にチップ性能が向上しましたが、これと言った目玉もありません。チップ性能が上がったことにより、処理速度の向上も元々のM1チップで一般的な使い方には十分でしたし、カメラ性能の向上もそもそもiPadでカメラを使うことはあまりないので活躍の場は限定的です。
気になるのはApple Pencilポイントです。Apple Pencilをディスプレイに近づけることでポインターが出現し、より高精度で操作ができるようになると言う機能のようです。ディスプレイに触れずに現れるポインターですので、新たな操作性ですね。具体的にどう言う操作ができて、どのようなことに役立つのかはまだ不透明なところではありますが、今後活躍の場があるかもしれません。
これだけ地味な進化ではありますが、価格は大幅に上がっています。円安の影響とは言え、MacBookかと見間違えるこの価格帯は気が引けてしまいますね。
結論!教員にオススメのiPadはこれだ!
では、教員にオススメのiPadをご紹介していきましょう!
iPad Air(第5世代)
現時点で、1台だけ選べと言われれば「iPad Air(第5世代)」をオススメします!
何と言ってもメリットはApplePencil(第2世代)が使えて、サイズ感(10.9インチ)が指導面と持ち運び面で良く、性能も安定し、それでいて価格も比較的抑えられているという点です。
iPadにペンで書き込みをしたり、授業中にリアルタイムで書いているものを表示させたいのであれば、ペンにもこだわりたいところです。また、教育業界もそのような授業が求められるようになってきました。第2世代ApplePencilであれば、ストレスのないペアリングと充電、そして最高の書き心地で、仕事をサポートしてくれます。1度使い始めると他のペンには戻れないぐらいです。
また、オンライン授業や動画編集などパワフルにこなすだけの性能があります。第4世代でもそれらは可能だったのですが、A14チップからM1チップ(Macなどでも使われています)に変わったことで、より安定して行えるようになりました。iPadの性能不足によるストレスは感じないでしょう。
さらには、iOS 16から搭載された「ステージマネージャー」にも対応していますので、ウインドウ操作がよりMacに近づき、作業効率が上がっています。
しかし、それぞれのiPadに良い点があるので、使い方次第では他のiPadも候補になります。では、それぞれのiPadがどのような先生に向いているのか詳しく見ていきましょう。
Appleのオンラインストアでは新品での取り扱いは停止していますが、前モデルのiPad Air(第4世代)もオススメです。整備済製品やECサイト、フリマアプリから購入することができます。
iPad(第9世代)
コスパ重視なら無印iPadが圧倒的にオススメです。今までなら、新しいiPadが出ればラインナップから消えることが多かったのですが、今回は旧モデルになっても残りました。
最大のメリットはその価格で、64GBモデルで49,800円(税込)というのはiPadの中でもっともリーズナブルです。それに多少機能が追加されたとは言え、どのiPadでもできることは大差ありません。特にこだわりが無いのであれば、無印iPadを購入することをオススメします。
他のiPadとの一番の違いは、第2世代のApple Pencilに非対応、ホームボタンがある太めのベゼル。第1世代のApple Pencilには対応しているのですが、どうしても利便性では第2世代に劣ってしまいます。Apple Pencilを使った、リアルタイムで書きながら授業を行うスタイルをしたい場合なら、他のiPadの方がストレスなく授業できます。
逆に言えば、資料の閲覧や配布、アプリでの学習や管理だけなら無印iPadで十分ということです。ペンはほとんど使わない、価格を抑えたい方にはオススメのiPadですね。
iPad Airが値上がりしたことで、よりお買い得感が増しましたね。
iPad(第10世代)
今までの無印iPadから大きくデザインを一新したiPadです。見た目には大きく進化を遂げましたが、Apple Pencil(第2世代)に非対応なことと、価格が大幅に上がったことは気になります。立ち位置的にかなり微妙なiPadと言えましょう。
機能面ではiPad Air(第4世代)にかなり近く、Apple Pencil(第2世代)に非対応にして、フロントカメラの性能を向上させたようなものです。発売から2年の差はありながらも、iPad Air(第4世代)と比較すると機能面でやや見劣りします。詳しくは、以下の記事をご参考にしていただければと思います。
iPad(第10世代)を買うぐらいならiPad Air(第4世代)を買いなさいまた、旧世代のiPad(第9世代)と比較すると、確かにデザイン面が良くなってはいますが、価格にして約20,000円ほどの差があるのは厳しいところです。価格をもっと抑えることができれば、iPad(第9世代)に完全勝利できたんですが…。
あと、iPad(第10世代)のみが対応するMagic Keyboard Folioも注目ポイントです。フロントカメラが横向きになったこともあって、Appleとしては小型の2in1的な使い方を推していきたいのかもしれませんね。形状やスペック的には、MicrosoftのSurface Go 3に近いものを感じます。この使い方に魅力を感じる方は、iPad(第10世代)を検討してみると良いでしょう。
iPad mini(第6世代)
旧世代から大幅に進化はしましたが、miniの画面サイズではやや小さく授業には向きません。特に板書代わりにiPadに書いたことをプロジェクターで黒板に投影して説明するというケースがよくあるのですが、画面サイズのために文字を書くときの操作性が悪いです。生徒に情報を伝えようとして引きで投影すると、小さい文字を書かないといけなくなり、文字を綺麗に書こうとアップで書くと、投影されているのは文字だけという現象に陥ります。
ただ、サブ運用としてはかなり優秀です。用途としては、板書計画を見るときや自分だけの利用のときです。プロジェクターで投影しつつ板書計画を見るためには2台の端末が必要です。このとき、軽量なこの端末があればかなり楽です。また、会議など自分だけが端末を見れば良い状況だと、軽くて持ち運びやすい方を選びたくなります。
総じて、メイン機にはしづらいですが、サブ機としては優秀なiPadだと思います。
メインのiPadは学校に置きっぱなしで、miniを持ち運ぶのがオススメです!通勤時に電子書籍や資料の確認などにもちょうどいいサイズです!
11インチ iPad Pro(第4世代)/ 12.9インチ iPad Pro(第7世代)
Macと同じ最新のM2チップを搭載したプロ向けのiPadがiPad Proシリーズです。iPad AirがProモデルに寄せてきたときからProモデルのポジションが怪しくなってきましたが、iOS16から搭載された「ステージマネージャー」の登場によりそのスペックの良さを生かした、ノートパソコン的な使い方ができる2in1端末としての期待が高まってきました。
ディスプレイ面で最も違いを感じるのはProMotionテクノロジーの有無でしょうか。ProMotionテクノロジーを搭載することによって、ページのスクロールが非常に滑らかでヌルヌル動くようになります。そして、ApplePencilでの書き心地が格段に上がり、遅延もほとんど起こらないようになります。ApplePencilを酷使したり、iPadで絵を描いたりしたい方にはオススメです。これは実機で触って確認してもらいたいところです。ただ、AirとProを横に並べないと分からないレベルですので、Proを触ったことが無ければAirで十分満足感はあります。
仕事で使う上での難点はFaceIDの存在です。現在の学校現場では授業中だけでなく、職員室でもマスクが必須です。すなわちマスクをズラさないとロックを解除できません。これでは使いづらいので、学校現場では向きません。この点はTouch IDのiPad Airの方が学校向けではあります。
絵を描くことがメインである方を除くと、せっかくiPad Proにするのであればキーボードも購入したいところです。今までのiPadOSではどうしても2in1的な使い方をすると、操作性が悪かく作業効率がイマイチだったのですが、ステージマネージャーを搭載されてからは操作性・作業効率が格段に良くなりました。それにMacと同じM2チップを搭載しているので、動画編集などの重い作業も楽々です。今後外部ディスプレイにも対応するので、まさにノートパソコンの代りをできる優秀な端末となっています。
作業効率の面を考えると、12.9インチiPad Proの方が大画面で良さそうですね。
難点はやはり価格です。12万円からという価格設定は気軽に買えるものではありません。もしこの価格設定が厳しいという場合は、1世代前の11インチ iPad Pro(第3世代)や12.9インチ iPad Pro(第5世代)を整備済製品などで手に入れるか、旧モデルを売っているECサイト、フリマアプリで購入すると良いでしょう。
iPad Proは、職員室用のノートパソコンを封印できるぐらいの超ハイスペックです。ノートパソコンとタブレットを兼ねるということを考えるとこの価格も耐えれるかもしれませんね。
現行6製品と旧製品の比較
私が教員に関係がありそうなものをピックアップして比較したものが下の表になります。より詳しい比較を見たい場合は、Appleの公式サイトでも比較できますのでそちらをご覧ください。
iPadも選択肢がかなり豊富になってきましたね。教員用の用途を考えるとiPad Air(第4・5世代)、ペンを使わないのならiPad(第9世代)、ノートパソコンも兼ねるならiPad Pro、サブ運用のiPad mini(第6世代)という感じでしょうか。
iPadを安く買うなら
なんと最新のiPadであっても、20%前後割引で購入する方法があるのです!詳しくは以下の記事をご参考にしてみてください。
【2023年最新】Apple製品を安く買う3つの方法最後に
2022年秋の教員にオススメのiPadをご紹介しました!iPad(第10世代)が今までとは違った立ち位置で登場し、しかも旧世代がラインナップに残ったことでiPad選びも難しくなりましたね。