子どもがスマホが欲しい!iPhoneが欲しい!と言ってくるんですけどどの機種が良いのかしら。予算もそんなにないし…。
子どもにスマホを持たせる是非は置いておいて、iPhoneって機種が多いですし、価格も結構しますよね。今回は子どもに持たせるのにオススメのiPhoneをご紹介しましょう!
結論!iPhone SE(第2世代)を中古で買うのが最適解
iPhone SE(第2世代)は2020年4月に発売された廉価版のiPhoneです。現在では、第3世代も発売されていますが価格の安さと最低限のスペックでコスパの非常に高いiPhoneです。カメラレンズは広角レンズの1つのみですが、チップ性能はA13チップでiPhone11と同じで割と高性能です。
子どもが使う用途ですから、カメラ機能とSNSなどが使えて、ゲームなどができれば十分です。高額なモデルだとチップ性能が向上したり、カメラ機能が向上し超広角レンズや望遠レンズも搭載されます。しかし、子どもが使う用途を考えれば、そんなに強力なチップでなくてもサクサク動きますし、近距離で友人と写真を撮るぐらいですので超広角レンズや望遠レンズも不要です。そう、iPhone SE(第2世代)で子どものやりたいことはほぼ全てカバー可能なのです。
iPhone SE(第2世代)は最新の機種ではないので、Appleのオンラインストアでは購入することができません。そのため中古品を購入することになります。中古品とは言え、Apple製品は長く使えるものですので状態の良いものを選べば十分満足できることと思います。
また、中古品となれば価格もかなり安く抑えられます。フリマアプリだと状態の良いもので2万円前後が相場(執筆時点)でしょうか。この価格帯でiPhoneを手に入れることができるのであれば、価格を安く抑えるためにやむを得ずAndroid端末を選択することもないでしょう。正直この価格帯のAndroid端末を新品で購入するぐらいなら、iPhone SE(第2世代)の方がよっぽどハイスペックです。
Apple製品を売るのも買うのもフリマアプリが熱い!新品ならiPhone SE(第3世代)
第2世代が中古品で見つからなかったり、新品が欲しい場合はiPhone SE(第3世代)がオススメです。こちらならAppleのオンラインストアでも販売しています。カメラレンズが広角レンズのみなのは第2世代と変わりませんが、画像処理技術は向上していてより綺麗な写真に仕上がりますし、チップ性能はiPhone13と同じA15チップを搭載しています。
ただ価格は62,800円で、第2世代と比較してしまうと結構高額です。それでも現行機種の中では最安値にはなっています。新品のApple製品を購入する際はAppleギフトカードを使った方法が割安で購入できます。詳しくは以下の記事をご参考にしてみてください。
【2023年最新】Apple製品を安く買う3つの方法画面を大きくしたいならiPhone 11を中古で購入
iPhone SE(第2世代・第3世代)は4.7インチというやや小さめのサイズ感です。このサイズを小さいと感じるのでしたら6.1インチiPhone 11がオススメです。6.1インチというのはiPhone XRから現行のiPhone 14まで採用され続けるiPhoneの顔とも言えるサイズです。またカラーバリエーションが豊富なのもSEになり嬉しいところです。SEは3色展開ですが、iPhone 11なら6色展開です。自分の好みに合ったカラーを選べるのは嬉しいところですね。
あまり使わないかもしれませんが、カメラレンズは広角レンズの他に超広角レンズを搭載しているので、広範囲の撮影も可能です。そして、チップ性能はiPhone SE(第2世代)と同じA13チップです。3年ほど前の機種にはなりますが、無難に何でもこなすことのできるiPhoneになっています。
iPhone 11は現在、Appleのオンラインストアでの取り扱いはありません。そのため中古品を購入することになりますがかなり割安感があります。端末の状態やストレージ容量にもよりますが、現在ですと4万円前後が相場にはなっています。
次点でiPhone XRもオススメできる
iPhone 11はまだまだ高いなぁと感じるのであれば、さらに1世代前のiPhone XRなんかもオススメです。サイズはiPhone 11と同じ6.1インチですが、チップ性能はさらに1世代前のA12チップでiPhone SE(第2世代)よりも劣ります。カメラレンズは広角レンズのみで、カメラ性能もiPhone 11からは劣り、iPhone SE(第2世代)からもすこし劣ります。
チップ性能とカメラ性能でやや引けを取るiPhone XRですが、iPhone SE(第2世代)と比較するとバッテリーの持ちが良くなり、ディスプレイが大きくなっていることがメリットです。またiPhone 11と同じくカラーバリエーションが豊富で、6色展開です。価格はフリマアプリでは2~3万円が相場となっていますので、かなり安く手に入れることができます。
ちなみにこのXRですが、次期iPhone SE(第4世代)はXRに近い姿なのでは?と噂されています。あくまで噂レベルですけどね。
その機能、本当に必要?
子どもがiPhoneをねだる場合、できるだけ新型で高額な端末が欲しいと言ってくることも多いでしょう。しかし、そんなときはなぜその端末が欲しいのかを相談することが子どものためにもなります。頭ごなしに無理というのではなく、そして全てを受け入れるのでもなく。何に使うのか、そしてそれを叶えるのはどういう機能なのかを考えることが情報機器についての理解も深まる良い機会となるでしょう。そのためにはこちらも端末について深い理解が必要です。
確かに最新かつ高額な機種ほどチップ性能は良く、カメラ性能も良いです。しかし、それらの機能は本当に必要なのでしょうか。そして、旧モデルだとやりたいことができないレベルで劣っているのでしょうか。そのあたりの機能を比較しながら子どもと相談したいですね。
私は旧モデルでも十分満足できる性能だと思っていますよ!
キャリアでiPhoneを買うときは1円、24円端末に気をつけよう!
大型家電量販店などでiPhoneを購入する場合、キャリアでは1円や24円、大幅割引でiPhoneを売っていて非常にお得に感じることもあります。しかしそれには注意が必要で、安いのには裏があります。
iPhoneの大幅割引を行っているのは主にdocomoやau、ソフトバンクといったキャリアです。しかしこれらのキャリアは月々の通信料金が高く設定されていることが多いのです。つまり、初期費用は安く抑えてあげるから月々の通信量はガッツリ払ってね!ということです。子どもの月々の通信容量にもよりますが、家にWi-Fi環境があるような家庭であればそんなにモバイル回線の容量も必要ないでしょうからこれが積もり積もると端末代を超えてしまいます。
通信費を抑えたい場合、割安なプランを選択することになります。しかし、docomo・au・ソフトバンクと同じ系列の割安プランであるahamoやpovo、LINEMOは割引対象外にしていることが非常に多いです。初期費用の安さだけに惑わされず、通信費も加味した総合的な価格を考慮して決めたいところです。
また、「一定期間後、端末を返却する」ということを条件に割引を実施しているキャリアが最近急増しています。これはあまりオススメできず、その一定期間中は通信会社を変更することに制限がかかりますし、その間の機種変更も制限がかかります。またリセールバリューの良いiPhoneを回収されるというのはトータルで見てもあまり好ましいことではありません。私なら選ばないですね。
最後に
10代にiPhoneは絶大なる支持を受けていますが、iPhoneが欲しい理由は「みんなiPhoneを持っているから」というものが大半を占めています。iPhoneというブランドだけが欲しい子どもも多くいますので、本当に必要なスペックは低いことがほとんどです。iPhoneは高いというイメージを持たれがちですが、端末さえ正しく選べば意外とリーズナブルに手に入れることもできますので、子どもと必要な機能を相談しながら端末を決定してもらえればと思います。