iPhone, iPad, Macで使用できる新しい純正アプリ「フリーボード」が追加されました!今回はこのフリーボードが学校現場でどう活かされるのかを考えていきます。
フリーボードの主な使い方
フリーボードはiOSやiPadOSをアップデートすると自動的にインストールされます。
起動するとこのような感じですね。パット見はメモ帳アプリとかなり似ています。もちろんApple Pencilなどのペンにも対応していますので利用したいところです。
ペンの種類はメモ帳より少し多く、多彩な表現ができ、そして塗りつぶしも楽々です。
最大倍率は400%です。オブジェクトも拡大・縮小が自在でかなり小さく配置することも可能です。
管理もメモ帳アプリなど他のApple純正アプリと同様の操作方法で管理ができます。Apple純正アプリは操作性がほとんど同じなので非常に扱いやすいですね。
何と言ってもフリーボードの最大の特徴は共同作業ができるというところです。これは教育にとって非常に効果的ですね。イメージとしては大きな模造紙にグループで色々と書き込んでいくイメージです。付箋のようなボックスを添付することもできるので、自分の意見を付箋に書き張り合わせていくという、大人でもよく研修で使われるようなことをすることも可能です。
右上の共有ボタンからプロジェクトの設定を選び、共有することができます。共有方法も様々でメールやメッセージ、Teamsなどの他社製アプリにも対応していますのでかなり豊富です。様々な方法で共同作業をすることができますので、学校での使い方に応じて最良のものを選ぶと良いでしょう。
機能は多くないが無料というのが最大のアドバンテージ
学校現場で使われている共同作業向けのアプリは今では結構な種類があります。そしてそれらの多くは共同作業だけではなく、様々な機能が付いていて非常に便利です。共有機能しか実装されていないフリーボードでは見劣りしますので、機能だけ見ればフリーボードはまだまだ発展途上と言えましょう。
しかし、このクオリティーのものが無料で使えるというのは非常に魅力的です。学校教育で使われるアプリというのはかなり高額であることが多く、年額で生徒数に応じて料金設定されていることも多々あります。機能モリモリで便利なアプリではありますが、使わなければ無駄になることも多く、その機能に見合うだけの価格であっても使わなければ意味がありません。
そういう意味ではフリーボードはApple純正のアプリで追加課金要素もないので手軽に利用できます。もしまだ共同作業アプリを導入していない学校であったり、あまりにも高額な共同作業アプリを契約していて、その対価に見合っていないと感じるのであればフリーボードはオススメです。
今後機能が増えていく可能性もありますので、期待がかかりますね。