初任者・新任者対応も学校によって様々です。手厚い学校もあればあっさりな学校も。今回は初任者・新任者対応の視点でブラック私学とホワイト私学を見ていきましょう!
ブラック私学の場合
ブラック私学は初任者や新任者に対しての研修をガッツリ行い、新年度準備の期間だけでなく年間を通して何度も研修が行われます。なぜそれだけ研修が必要なのかというと、ブラックな学校ほど教員の退職が多く、早急な教員の育成が必要だからですね。
また、ブラック私学は少しでも特色を出すため様々な取り組みをしています。それに適応できる教員にするためにも研修は必須で、なぜこの教育が必要なのかということを永遠と繰り返し研修され、洗脳されていきます。
即戦力!
ブラック私学は人の入れ替わりが激しく、慢性的に人手不足です。そのため結構重要な仕事であってもガンガン初任者や新任者に回ってきます。いきなり春の校外学習の担当も当てられることもあり、初任者・新任者はパニックになるかもしれません。
専任教諭ならまだしも、常勤講師でいきなり学級担任に当てられることも。学校のルールすら知らないのに学級担任をすることはかなり大変ですので急ピッチの準備を求められます。
課題図書も出るよ!
ブラック私学は教員の思考を統制しようとしてきます。その最たる例が課題図書で、特定の本を読むことを推奨してきます。強制ではなく推奨ですが、初任者や新任者からしたら半強制に感じることでしょう。ただでさえ新年度準備で忙しいのに、空いている時間すら読書をさせて時間を奪っていきます。
ホワイト私学の場合
ホワイト私学の場合、退職者自体があまりいません。そのため、初任者や新任者があまり来ないため、初任者や新任者を育てるという文化があまりありません。特に研修などもすることなく流れるように合流します。また、ホワイト私学で働くことは狭き門ですので、初任者や新任者がすでにハイスペックで研修などをする必要がないというのもあります。
研修があるとすれば、学校のルールや教務的な処理方法や成績の算出方法についてです。これすらもない学校も存在するので不親切と思われるかもしれませんが、それがホワイト私学です。もちろん、聞いたらちゃんと教えてくれますよ!
物品やお金はくれる
研修はしませんが、きちんと物品やお金は用意してくれるのがホワイト私学です。ブラック私学のように、「これをできるようにしておけ!この本は読んでおけ!でも金は自分で払え!」という風にはなりません。新年度準備のための物品(文房具など)の提供やお金は惜しみなく出してくれるのがホワイト私学です。
1年間は様子見
ホワイト私学は人の入れ替わりがほとんどないので、初任者や新任者はそこまで重要なポジションにあてられることはありません。研修がない分、1年間ゆっくりと学校に慣れる時間があるので、各行事の流れや様々な規定をノンプレッシャーで覚えることができます。
ブラック私学のような、赴任後即担任ということもほとんどありません。ホワイト私学であれば専任教諭もかなりの数がいますので、専任採用でも1年目は担任をしなくて良い学校すらあります。
最後に
ブラック私学は徐々にブラックな本性が出てくるのではなく、いきなりブラックです。研修の有無は親切さの現れではありません。その研修は今後もずっと続き、日々の業務すら圧迫してきます。
この学校はブラックでは?と思われた方は、ホワイト私学への転職を早速検討してみても良いのではないでしょうか!?