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学校の先生の子どもってどんな学校に行くの?

学校の先生の子どもってどんな学校に行くんですか?

どうしたんですか突然。

いやー、その道のプロの選択が知りたいなーって。

確かに私も不動産屋の家が賃貸なのか持ち家なのか、マンションなのか戸建てなのか、新築なのか中古なのかすごく興味があります。では、学校の先生の子どもがどんな学校に行くのかご紹介しましょう。

私の経験上のお話

教員の子どもの進学先とかいうニッチな統計はほぼありませんので、私が関わってきた先生方のデータです。正式なデータではないのでお気をつけください。

私が関わってきた先生方の統計ですと、公立・私立の先生共に、数としては公立学校を選ばれる先生が多いです。しかし、全国的に私立学校に行く割合は高校で約30%、中学で約7%と言われていますので、全国割合よりは私立学校を選ぶ割合が多いかなという印象です。

公立の教員は公立志向、私立の先生もやや公立志向

この傾向は結構感じました。公立の先生方は全国平均と同じぐらいの割合で公立を選択している印象です。これは公立教員の給料事情が関わっていると予想されます。公立の教員の給料は全国平均+α程度であることがほとんどで、飛び抜けて給料が良い訳ではありません。つまり、ほぼ全国平均と同じような動きをしますので、公立を選択される割合も全国平均に近くなります。

私立の先生も結構な数が公立を選択されています。しかし、公立の先生ほど絶対公立!とはなっていなくて、柔軟に私立も選択肢に入れようとする傾向にあります。それは私立の良さである「個別の教育ニーズにあった選択肢の豊富さ」を一番わかっているからだと思います。それでも、公立の安さは魅力ですので、私立の先生も「できれば子どもは公立に」と思っている先生は多いです

私立の先生によっては、自分の子どもが中学や高校を受験する年齢ぐらいになると、児童手当や私学の授業料無償化の対象じゃ無くなる年収になっている頃です。補助金なしの私立はかなり厳しいです。

自分の働く私立学校や系列校に入学させることも

これはなかなかできることではありませんが、何例か見たことがあります。主に理由は2つ。

  • 本当に自分の勤める学校や系列校が素晴らしく、子どもを入学させたい。
  • 学校への忠誠心。自分の子どもを動員して進学実績の向上。

私が現在勤める私立学校は、教育内容や先生方の質共に本当に素晴らしいと心から思えるので、前者のパターンです。(多分、うちの子どもは「パパの学校は嫌だ」と言うので実現はしませんが。)

後者のパターンも存在します。これは結構ブラックな体質の学校で見られます。子どもは道具ではないので、見ていてゾッとします。

今はどこの学校も廃止されていますが、昔は学校によっては教員の子どもなら学費や入試で優遇される制度がありました。

ちなみに筆者の子どもは?

ちなみに、ぱぱてんてーの子どもはどうする予定ですか?

子ども次第なところがありますので、まだ決まっていませんが、中学校選びと高校選びで下の表のようなイメージで考えています。

筆者の子どもの中学校選び

何事もなければ公立へと思っています。ほとんどの私立中学と公立中学では、施設面の差はあれど、教育内容に大差はありません。

ただ、大学附属の中学校はかなり魅力的です。大学入試の難易度より高校入試の難易度の方が低く、高校入試の難易度より中学入試の難易度の方が低いからです。高校や大学からでは到底入学できない難易度の大学にも、中学校段階からですと格段に入学しやすくなっています。

自分の子どもが国公立大にチャレンジできるレベルかを早い段階で見極めることができれば、中学校選びの段階で大学附属の中学校を選択することはかなり有力な選択肢になります。難関私立大学への近道は中学受験です

小学校段階で見極めるって、そんなこと可能なんですか?

プロでも難しいです!ただ感覚的にある程度は分かります。それに予想が外れても、子どもが楽しく学校生活を送れていればそれでOKです。

筆者の子どもの高校選び

本人の学力と意欲次第ですが、中学が公立なら高校も公立に行かせるつもりです。できるだけ学校にかかる教育費を削減して、それ以外のこと(家族旅行や習い事など)に費用を回したり、大学に向けて備えたい(私立薬学部に行きたいと言っても大丈夫なように)と思っています。

また、子どもに学校選びにこだわりがないのであれば「勉強だけでなく課外活動も充実した、のびのびとしながら落ち着いた時間を過ごせる学校」に行ってもらいたいと思っています。そういった高校は公立高校か「内部進学率の高い」大学附属の私立高校ですので、上の図ではそういう高校の比率が高くなっています。

勉強一辺倒の学校も困りますし、騒がしく落ち着きのない学校も困ります。残念ながら前者は偏差値帯が中盤の私立高校に多く、後者は偏差値帯が低い公立高校に多い印象です。ですので、上の図のように子どもの偏差値帯が低いときは私立学校を勧めようと思います。また、子どもが女の子の場合は、親としての安心感がより高い女子校を勧めたいです。(そうなった場合、子どもが首を縦に振ってくれるかは謎ですが笑)

最後に

あくまで私の意見ですので、ご参考までに。ただ、学校の先生が自分の学校以外で、自分の子どもを入学させた学校というのはかなりおすすめできる学校です。学校に勤めていると良い情報も悪い情報も入ってきます。良い学校に合格できるかは子どもの実力もあるので分かりませんが、良くない学校は受験しなければいいだけです。

私自身、この学校だけは回避した方がいいと思う私立学校は何校もありますので、そこに自分の子どもを入学させることはありません。私の子どもは今現在、まだまだ受験するような年齢ではないので、今後状況が変化しましたらまたお伝えしたいと思います。

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