子どもの教育環境も大事だけど、主婦にとって日々の買い物の利便性も大事なの。
その気持ちよく分かります。私も子どもと一緒におつかいに行ったり、仕事の帰りに買って帰ったりとよく利用しますので、スーパーが近くにあるのって重要ですよね。
そうそう、遠いと買いに行くのも面倒で。
ということで、スーパーマーケットの充実度を調べるために、人口密度ならぬスーパーマーケット密度を調べてみました。密度が高いということは、それだけスーパーマーケットが密集していて近くにスーパーがあるということです。さらに、面積あたりの店舗数と人口あたりの店舗数の2つの面から見ていきます。
・面積と人口は大阪府発表のものを使用しています。
・スーパーの店舗数はAJSM(https://ajsm.jp/Japan.html)を参考にしています。
・スーパーには食品スーパーだけでなく、大型商業施設やドラッグストアなども含まれます。
スーパーマーケットが多い大阪の街ランキング
面積あたりの店舗数ランキング(店/km2)Best20
- 1位 大阪市中央区:20.74
- 2位 大阪市北区:12.19
- 3位 大阪市阿倍野区:10.70
- 4位 大阪市天王寺区:10.33
- 5位 大阪市都島区:9.87
- 6位 大阪市浪速区:9.11
- 7位 大阪市福島区:8.99
- 8位 大阪市西区:8.25
- 9位 大阪市城東区:7.28
- 10位 大阪市西成区:7.19
- 11位 大阪市鶴見区:6.49
- 12位 大阪市旭区:6.01
- 13位 大阪市平野区:5.69
- 14位 大阪市住吉区:5.53
- 15位 大阪市淀川区:5.46
- 16位 大阪市生野区:5.38
- 17位 大阪市東成区:5.29
- 18位 門真市:4.88
- 19位 寝屋川市:4.37
- 20位 守口市:4.33
人口1万人あたりの店舗数ランキング(店/1万人)Best20
- 1位 大阪市中央区:17.25
- 2位 泉南郡田尻町:14.23
- 3位 大阪市北区:8.96
- 4位 大阪市天王寺区:6.02
- 5位 大阪市阿倍野区:5.75
- 6位 泉佐野市:5.63
- 7位 大阪市都島区:5.55
- 8位 泉大津市:5.54
- 9位 大阪市福島区:5.25
- 10位 大阪市浪速区:5.20
- 11位 堺市美原区:5.07
- 12位 門真市:5.04
- 13位 大阪市西成区:5.00
- 14位 羽曳野市:4.99
- 15位 和泉市:4.95
- 16位 貝塚市:4.91
- 17位 箕面市:4.87
- 18位 寝屋川市:4.73
- 19位 大阪市鶴見区:4.72
- 20位 堺市堺区:4.70
大阪市はどうなの?
実はスーパーも多い大阪市内
見てのとおり、上位は大阪市内から多くの区がランクインしています。他を寄せ付けない圧倒的な利便性を感じますね。スーパーも充実していながら、オフィスなども多数入り、繁華街もあり、交通の便も良いので死角がありません。欠点は住宅価格が高いことですが、場所を選べばリーズナブルな土地もあります。
大阪市内って繁華街のイメージだったのに、スーパーもしっかりあるんですね。
私も意外でした。北区とか中央区とか梅田と難波のイメージがあったんで、スーパーは少ないと思ってましたから。ただ、そういう区はお高いスーパーも多いですので注意です。
大阪市でも海側は不便?
大阪市内がすごいよ!とお伝えしましたが、大阪市内でもあまりスーパーが多くないエリアがあります。それが、大阪市の海側のエリアです。大阪市内で海側の地域といえば、西淀川区・港区・此花区・大正区・住之江区の5つです。それぞれの結果を見ていきましょう。
面積あたりの店舗数 | 人口あたりの店舗数 | |
東淀川区 | 29位 | 23位 |
港区 | 25位 | 49位 |
此花区 | 56位 | 62位 |
大正区 | 35位 | 38位 |
住之江区 | 34位 | 22位 |
決して下位ではありませんが、上位でもないエリアで、大阪市内で見れば見劣りします。
大阪市外で注目の街は?
せ、泉南郡田尻町!?
人口あたりの店舗数にすると突如ランクインしたのが泉南郡田尻町です。どこかというと、下の地図をご覧ください。
「この分け方何なん?」ってなったと思いますが、関西国際空港の一部も田尻町ですが、泉佐野のさらに南に位置するのが田尻町です。
もうお察しだとは思いますが、なぜスーパーの数が多いかというと、関西国際空港の主要ターミナルを含んでいるからです。田尻町にある店舗の実に75%が関空内にあります。関空に住むわけにもいきませんから、それを差し引くと特別スーパーが充実しているわけではありませんのでご注意を。
北摂はスーパーが少ない?
大阪府内でファミリー層に最も人気のある地域と言っても過言ではない北摂ですが、スーパー事情はどうなっているのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。
面積あたりの店舗数 | 人口あたりの店舗数 | |
豊中市 | 23位 | 47位 |
吹田市 | 24位 | 52位 |
摂津市 | 38位 | 35位 |
池田市 | 46位 | 57位 |
茨城市 | 48位 | 39位 |
高槻市 | 52位 | 36位 |
箕面市 | 51位 | 17位 |
三島郡 | 65位 | 70位 |
豊能郡豊能町 | 70位 | 69位 |
豊能郡能勢町 | 71位 | 67位 |
驚くことに、上位にランクインしている市はほとんどありません。人気があるエリアで住民は増加傾向ですが、スーパーマーケットは追いついていないようです。
面積あたりにすると豊中市と吹田市は善戦していますが、人口あたりにするとイマイチです。(面積あたりが善戦しているのも、市の大部分が平地だからです。)北摂でも大阪市内(梅田)に近く、かなり人気の地域ですので人口は急激に増えていますが、スーパーの利便性はそこまで良くありません。
そんな中、箕面市の人口あたりの充実度は光ります。山が多い市ですので、面積あたりは難ありですが、住民が多いエリアにはしっかりとスーパーもあるということでしょう。
北摂にもこんな欠点が!
しかも高級スーパーも多いので、庶民にはちょっとキツイです…。
意外とスーパーが多いのは北河内
面積あたりの店舗数 | 人口あたりの店舗数 | |
門真市 | 18位 | 12位 |
寝屋川市 | 19位 | 18位 |
守口市 | 20位 | 45位 |
枚方市 | 39位 | 46位 |
交野市 | 57位 | 56位 |
四條畷市 | 53位 | 32位 |
大東市 | 37位 | 42位 |
注目は門真市と寝屋川市です。面積あたり・人口あたりのどちらでも上位にランクインし、その利便性の高さが伺えます。これら北河内の地域は住宅価格も比較的安いので、生活の利便性の割にコスパがいい地域だと感じています。ちなみに、門真市にコストコが出店予定らしいので、これからさらに利便性が向上することが期待されます。
この地域は価格帯も良心的な店が多いので、日々の買い物のコスパいいですよ!
最後に
普段のちょっとした買い物が不便だと、日常的にストレスがかかってしまいます。個人的には自転車で5分以上かかるとかなりストレスに感じます。選んだ物件の近くにちょうどスーパーがあれば良いですが、そうとも限りません。
今回のランキングで上位に入った街はスーパーが近くにある可能性が高い街になります。日々の買い物を重視したい方は上位にランクインした街を候補に入れてみてはいかがでしょうか。