1歳半健診とは市町村で義務付けられた定期健診で、お子さんが1歳半を過ぎたら受けることになります。主に運動機能と身体の成長、精神発達を見られますが、自分の子どもに発達の遅れがないか心配になりますよね。今回は言葉の理解と発達に絞って、役に立ったものをご紹介します。
1歳半健診の検査項目は?
市町村によって違いはありますが、下のようなものが検査項目になっています。
- 歯科健診
- 身体計測
- 診察
- 指先の発達(つみ木)
- 言葉の理解(指差し)
- 言葉の発達(発語)
- 相談
このうち、健康上のものは対策できませんが、「指先の発達」「言葉の理解」「言葉の発達」は対策できます。今回は、言葉の理解と発達に絞ってご紹介します。
そもそも対策は必要なのか?
建前上は対策は必要ありません。しかし、私自身は対策した方が良いと思っています。理由は「子どもの遊びや興味の幅を広げるため」です。
1歳半健診の内容というのは遊びの延長です。つまり、子どもの遊びや興味の幅を広げるという意味でも、検査の内容を含んだ遊びはやってあげるべきです。その刺激が子どもの成長へと繋がりますので、積極的に年齢にあった刺激を与えてあげましょう。
うちの子どもは1歳5ヶ月まで特に何もしなかった結果、1単語も話しませんでした。心配になって、色々と刺激を与えてあげると1歳半健診前にはいくつか言葉を覚えて話してくれました。
言葉の理解と発達に役に立った絵本
言葉は親子の会話で学んでいきます。しかし、言葉が通じない赤ちゃんに話し続けるのって大変ですよね。そんな方には絵本がオススメです。絵本であれば親子で共通の理解を得やすいですし、子どもにとっても分かりやすく言葉に触れることができます。親としても何を話せばいいか悩まなくていいので、一石二鳥ですね。
では、私が実際に買った絵本の中から効果があったなと思うものを厳選してご紹介します!
こどもずかん777 しゃしんバージョン
図鑑は写真の方が効果的だと考えています。やはり本物を見せるのが一番です。
図鑑によっては物の名前を話してくれるペンがついてくるものもあるのですが、1歳半ぐらいの子どもには使い方が難しいので不要だと思います。ペンがついていなくて、言葉の数が最も多い図鑑はこちらです。表紙もしっかりしていて、ページも分厚いので子どもが雑に扱っても大丈夫です。サイズ感も子どもが持ちやすくてちょうどいいです。出版社も子どものことを分かっていますね。
主な使い方は、子どもが指差ししたものを答えてあげるという使い方ですが、子どもが慣れてくると、こちらがクイズを出して指差しさせるという使い方もできます。果物のページ、野菜のページ、料理のページ、お菓子のページと食べ物関係がとにかく豊富で、うちの子どももそのページを何度もリピートしています。食欲おそるべし。
言葉の理解には最も役立ったのがこの本ですね。
あかちゃんことばえほんシリーズ
うちの子どもがしゃべりだす決定打となったのは、この絵本ではないかと思います。
赤ちゃんにとってしゃべりや言葉というのを研究していて、その言葉を中心に作られています。絵本の各所に赤ちゃんがついしゃべりたくなるような仕掛けがされているのも良いですね。
また、図鑑ではないので写真という情報量が多いものよりは、シンプルなイラストでこの言葉が何を指しているのかが分かりやすいのも子どもにとっては良いです。もっと早く買っておけばよかったと思う絵本です。
スライムぴぴぴ
私がドラゴンクエストが好きだからという理由だけで買ってきた絵本ですが、子どもにはドはまりしました。
何と言っても衝撃のラスト。序盤から中盤までは「カクカク・ギザギザ」などの言葉で形と言葉をつなげていくのですが、最後の「ぼよよーん」で子どもは大興奮です。このページを何度読まされたことか。本自体もしっかりしていて表紙とページが厚めなのもいいですね。最後のページの強度は何度も読まされる割にはやや弱いので補強した方がいいと思います。というか、補強しないといけないぐらい子どもが気に入るので嬉しい悲鳴ですね。
形と言葉をつなげるのには結構いい本だと思います。
だるまさんシリーズ
超有名な絵本でギフトとしてもらうことも多いかもしれませんね。
「が」「の」「と」の3部構成で、「が」は1人称の動作、「の」は体の部位、「と」は誰かと一緒にやる動作を短い言葉とともに学ぶことができます。我が家でもギフトとしてもらって1年以上たつのですが、今でもずっと見ていますね。
とっつきやすいのは「の」ですね。「手」や「毛」などはすぐに覚えて、子どもも発音できるようになりました。人気がある絵本だけあって効果も抜群です。
しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)
模様と言葉をつなげるのに良かった絵本です。
とにかくカラフルで、模様もしっかりとしていますので子どもにとっては刺激的な絵本に仕上がっています。言葉も子どもに分かりやすい端的なものばかりで歯切れがいいですね。絵本自体は厚めの紙でできていますので強度も十分です。1年以上愛読していますが、目立ったダメージはありません。
絵本のほかに布絵本もついたものもあります。マジックテープでマスコットを貼り付けたりして遊ぶこともできます。手先のトレーニングにもなりますね。
補修テープ
最後に絵本ではありませんが、何気に一番買ったのはこれです。
絵本は子どもが何度も読みますし、そして雑に扱いますので一気にボロボロになります。そこで登場するのがこの補修テープです。価格も手ごろですし、しっかりと補修してくれますので、一度貼ればその後貼りなおすことはほぼありません。破られる前に貼るのも効果的ですね。絵本があるなら必須アイテムです。
最後に
子どもの発達は個人差が大きく、1歳半の段階でできていなくても大きな問題はありません。親としては心配だと思いますが、長い目で見てあげましょう。刺激を与えてあげることが、お子さんのより良い成長に繋がります。何もしないのではなく、適した刺激を与えてあげることを心掛けてあげたいですね。