iPhone 11ユーザーの私でしたが、Google Pixel 7 / 7 Proの下取りプログラムに釣られて、iPhone 11を下取りに出してPixel 7 Proを購入しました。今回はiPhone 11がどのように下取りされて、どのような状態だと満額下取りしてくれるのかを私の例で紹介したいと思います。
下取りまでの流れ
では、順を追って下取りされるまでの流れをご紹介しましょう。
① Google Pixel 下取りプログラムから申し込む
まず、Google Storeのスマートフォンのページにアクセスし、欲しいスマートフォンを選択し、「購入」ボタンを押します。
カラーやストレージ容量を選ぶと「スマートフォンの下取り」が登場しますので、「下取りに出す」を選択しましょう。(なぜか最大50,000円と表示されていますが、50,000円以上で下取りしてくれる端末もあります。)
下取りしてもらいたいスマートフォンのブランドと機種名を選択します。今回はiPhone 11を選択します。そうすると、大体の下取り額の見積もりが表示されます。iPhone 11の場合「41,885円〜61,500円」が下取りの範囲だそうです。
あとはストレージ容量を選択し、電源が付くか、ディスプレイに割れなどはなく、正常に動作するかを聞かれます。この選択で問題なければ最高額の下取り見積額が提示されます。今回はiPhone 11が下取りのキャンペーンの対象でしたので61,500円で買取してくれます。通常ではありえない買い取り額ですね。iPhone 11は発売当時で74,800円(←私はこの時に購入しました)、iPhone 13が発売されるときには67,800円にまで値段を下げていましたので、恐るべきリセールバリューですね。
またストレージ容量もほとんど関係ないようです。今回下取りに出したモデルは64GBで、通常なら最安で下取りされるところです。しかし、そんな低容量モデルですら最高額で下取りしてくれます。ちなみに64GBのiPhone 11はフリマアプリなら35,000円弱、中古品買い取り業者なら30,000円ほどになりますので、Googleさん太っ腹すぎます。
下取りするスマートフォンの情報が入力し終われば、あとはPixelを注文します。Pixelと一緒にこのような下取りキットが一緒に送られてきます。購入時点では下取り額が減額されませんが、後ほど減額されるようです。
② 下取りキットが到着し、発送する(端末到着から14日以内に!)
しばらくすると新しいスマートフォン(Pixel)と同時期に下取りキットが到着します。発送は端末とは別で行われているようで、下取りキットの到着が端末の到着と前後することもあるようです。私も端末に遅れて郵便局から連絡があり、「本人限定の郵便ですので配送日を指定するか、取りに来てください」という連絡がありました。
しかしここで注意点です。新しいスマートフォンを受領してから「14日以内」にスマートフォンを「下取りパートナーの元」に到着させなければなりません。これが注意すべきポイントですね。スマートフォンの到着から遅れて送られてくることも多く、なおかつ本人でなければ受け取れない、配達や受け取りの時間に制限があるなど受け取るまでに時間がかかります。さらには、14日以内に発送すれば良いのではなく、到着させなければなりません。油断していると期限を過ぎてしまいますので、時間には余裕を持って発送したいですね。
この点はイライラするところですね。ちょうど多忙を極めていた時期で、郵便局の営業時間に帰宅することが困難で苦労しました。実はここが一番難易度が高いのかもしれません。
下取りキットが到着したら、下取りに出すスマートフォンを梱包します。この時に、端末のリセット等をしておかなければなりません。これを忘れてしまうと、査定不能となってしまいますので気をつけましょう。
発送後は、新しいスマートフォン到着から14日以内に到着することを祈ります。余裕を持って発送した場合は大丈夫でしょうが、ギリギリになった場合は一応確認方法があります。Googleストアにアクセスし、「アカウント」から「注文履歴」を開きます。
下取りキットの右側に「下取りの詳細を表示」があるのでこちらを選択します。
次に「下取りスマートフォンの発送状況を追跡」を選ぶと、下のような画面が表示されます。
これで相手先に到着したかを確認できます。この日付が新しいスマートフォン(Pixel)の受領から14日以内でしたら、第一関門はクリアです。今回の私の場合だと、以下のような日数がかかりました。
- 注文日:10月16日
- Pixel到着日:10月20日
- 郵便局からの連絡:10月24日(5日目)
- Googleからの催促メール:10月28日(9日目)
- 下取りキット到着日:10月29日(10日目)
- ポスト投函日:10月29日(10日目)
- 下取りパートナー到着日:10月31日(12日目)
かなりギリギリではありましたが、何とか間に合わせることができました。この下取り完了までの期間中に郵便局の発送・受取可能時間に帰宅できない場合、かなり厳しい時間設定になっていますので気をつけたいですね。
③ 査定を待つ
あとは査定結果を待ちます。しかしここからも時間がかかります。下取りパートナー到着後から11日後にやっと「倉庫に到着しました。」というメールが届きます。やっと査定結果が出た!と思ってメールを開きましたが、まだ待たされます。
そしてついに査定結果のメールが届きます。ポスト投函後から「17日後」、下取りパートナー到着から「15日後」の11月15日に下取り額決定のメールが届きました。思ったより期間を要しましたが、見積もり通りの金額での査定です。これにはホッとしましたね。
61,500円の見積もりでしたが、ちゃんと満額の61,500円で下取りしてくれました!次はこの満額査定されたiPhoneの状態をご紹介します。
満額査定されたiPhone11の状態
こちらが今回下取りに出したiPhone 11です。およそ3年弱使用しましたが、基本的に画面にはフィルムを貼り、カバーをしていましたので目立った傷はありません。
このiPhone 11、何十回とポケットぐらいの高さから落下しているのですが鉄壁の防御力を見せています。落とした場所もフローリングだけでなくコンクリートやアスファルト、石畳など様々な場所で落下していますが無傷という奇跡の端末です。またケースも超軽量・極薄のものを使っていますので、ケースの守備力はほぼ無に等しいです。
一番目立つ傷はカメラレンズ周辺ですかね。このあたりはどうしても出っ張っているところですので角の部分が擦れてしまいます。しかしこれぐらいの傷であれば満額査定されるということが分かりました。
Lightning端子の様子です。特に欠けや傷などはありませんが、一応端子の中の埃は軽く取りました。気になるのはスピーカー穴の埃ですね。かなりビッチリと付着していますが掃除しても取るのは困難でした。
内部的な話ですが、目立った動作不良などはありませんでした。ネットが繋がりにくいと感じる瞬間はありましたが、それは通信回線の品質も影響しているでしょうから端末のせいとは限りません。画面のタッチも正常ですし、ディスプレイに異常はありません。
一番問題視していたのが、バッテリーの劣化です。最大容量が86%というのは、体感でも1日使用するには支障が出るレベルです。このあたりが査定にどう響くかが心配なところではありましたが、この点も問題にはならず満額査定となっています。
最後に
意外と厳しいと言われるGoogleの下取りプログラムですが、私が3年弱使用したiPhone 11では満額で下取りしてもらうことができました。おそらく前段階で確認される「電源が入る」「ディスプレイにひび割れがない」「正常に動作する」という3点が重視されているのだと思われます。この3点さえ突破できれば期待通りの価格で下取りしてもらえるのではないでしょうか。