この前、おすすめのiPadを教えてもらったけど、ストレージはどれを選べば良いんだ?
ストレージですね。iPadの使い方によって違ってくるので、用途に合わせて選んでもらえればと思います。では、今回は教員用iPadのストレージ選びについてご紹介します。
早速結論から
256GBモデルを強く薦めます。
64GBモデルはお得なのですが、使い方をしっかりと定めていないと結構ストレージがカツカツになってしまいます。ストレージをあまり必要としない用途でしか、iPadは使わないと分かっている人にしか薦めることはできません。
では、具体的に筆者のiPadのストレージ事情を見てもらって、どの用途がどれくらいの容量が必要なのか見ていきましょう。
筆者の場合
使い方としては、以下のような感じです。
- iPadは仕事用とプライベート兼用
- 電子書籍はよく見る(楽天KoboとKindle)
- 教材や会議資料のスキャンはよくする(GoodNotes5)
- ゲームはしない(やるならiPhone)
- iPadで写真や動画は撮らない(iPhoneの方が美しい)
- iPadで動画編集はしない(Macの方が使いやすい)
- iPadで教材を作ることは少ない(ほとんどMacで作成)
- iCloudは有料の200GBプランを利用(AppleOneファミリープラン)
では、この用途でどれくらいストレージを使っているかというと、下の画像をご覧ください。
半年ほどの使用で、これだけのストレージを使用しています。256GBのストレージに対してほとんど利用していないことが分かります。これなら64GBモデルでも良いのではないか?と思われるかもしれませんね。
ストレージ使用量で見ると、トップ3は電子書籍になります。1番ストレージを使っているのは教科書データですね。授業中、黒板に表示したりしています。iPad内に入れているのは1学年分ですので、指導する学年が増えればどんどん増えていきます。
2番目と3番目は仕事と趣味用の電子書籍ですね。昔はKindleを利用していましたが、現在は楽天Koboの方に切り替えています。楽天Koboだと漫画32冊が入って2.36GBですので、電子書籍をよく利用される方は参考にしていただければと思います。
それ以降はほとんどストレージを使っていませんね。4番目のGoodNotesは板書計画や会議資料のスキャンと整理に使っているアプリです。半年分の会議資料と板書計画が入ってこの程度です。1年分と考えるとこの倍近くになり、今後さらに使用量は増えていくことでしょう。
5番目は私の学校で使っているアプリで、クラスや授業での連絡や課題提出等に使っています。オンライン利用がほとんどですが、思いのほかストレージを圧迫していますね。
現状、ストレージはあまり使っていませんが、今後教員生活が長くなるにつれて教材や資料が増えていくことでしょうから余裕を持たせてストレージは選んでいます。
あと私の場合はですが、iPadの費用は学校が出してくれるのが大きいですね。どうせ買ってくれるならストレージが大きいほうが使いやすいです。
ストレージを選ぶ上での大事な要素
現行モデルの選択肢ですと、64GBか256GBの2択になることでしょう。ストレージ選びで大事な要素を確認していきましょう。
プライベートでも使うのか?
プライベートでの利用がWeb閲覧や動画のストリーミング再生ぐらいでしたら、64GBでも大丈夫ですが、ダウンロードを必要とする使い方(ゲームや電子書籍など)をする場合は256GBの方が無難です。
仕事用のアプリのダウンロードぐらいでしたら64GBでも大丈夫ですので、仕事専用と割り切れば余程重いアプリや教材を詰め込まない限り64GBで良いでしょう。プリント教材なんて容量を無視できるぐらい軽いですので。
他のApple製品を用途によって使い分けているか?
私の場合、iPad以外にもiPhoneとMacを持っていますので、用途によって使い分けています。
iPhoneはカメラが優秀ですので、写真や動画はiPhoneで撮影します。それらはiCloud上に保存されますので、iPadからも見ることはできますが、iPadのストレージは圧迫されません。他にはゲームなどもiPhoneでしかやりませんので、そういうものはiPhone側に集約しています。
また教材の作成はMacで行います。教材作成に必要なソフトや素材はMac上にありますが、できあがった教材をiCloud経由でiPadからも見ることができます。そのためiPadのストレージをあまり必要としません。
このように複数のApple製品を使い、保存するデバイスを分けて、iCloudで繋げることができればiPadの必要ストレージを抑えることができます。
逆にiPadで色々なことをこなそうと思うのなら256GBにすることを強く薦めます。
iCloud有料プラン
iPad内のストレージを使用しなくてもオンラインストレージであるiCloudを利用すればiPadのストレージを抑えつつ、他のApple製品からもデータにアクセスできます。Apple製品の魅力の1つはiCloudを通して複数のデバイスから簡単にアクセスできるところです。
無料版でも5GBのiCloudが利用可能ですが、5GBでは心許ないです。というか、5GBで足りるのであればiPadストレージは64GBでも余裕です。
iCloudの有料プランには50GB(月額¥130)、200GB(月額¥400)、2TB(月額¥1,300)があります。教材の保存など通常使用であれば50GBのプランで十分ですが、写真や動画を多く保存するのであれば200GBのプランの方が良いでしょう。
月額がかかるiCloud有料プランに抵抗がある場合は、256GBのiPadにしてもらってもいいですが、他にApple製品を使っているのであれば、有料プランにした方がそれぞれのデバイスのパフォーマンスは良くなります。
私はApple One(iCloudの他にApple MusicやApple Arcard、Apple TV+も利用できます)のファミリープランを利用していますので、家族で200GBを分け合っています。参考までにどれくらい使っているか見てもらいましょう。
奥さんの方がバリバリiCloudを活用していますが、まだ余裕がありますね。しばらくは増量しなくても大丈夫そうです。
ストレージ上限付近での動作
上限ストレージまで達していなくても、ストレージの上限付近に近づくとiPadの動作が重くなります。そのため、余裕をもったストレージ選びをオススメします。
現に私はiPhoneのストレージ選びには失敗していて、動作がもっさりしているのが気になっています。また、ストレージ不足でiOSのアップデートができないこともありますので、ストレージ上限ギリギリでの運用はオススメしません。
iPad Proならどのストレージ?
iPad Proのストレージは128GB,256GB,512GB,1TB,2TBと選択肢は豊富です。iPadProをわざわざ選ぶということは絵を描いたり、動画編集をiPadでしようと思っていることでしょうから512GB以上のモデルを選ばれた方が無難でしょう。128GB,256GBだと、頻度にもよりますがそれらの作業にはあまり向きません。
最後に
iPadのストレージ選び悩みますよね。2万円ほど違いますので、当然といえば当然ですが。筆者は256GBをおすすめしますが、ご自身のiPadの用途を考えてもらって、最適なストレージを選んでもらえればと思います。ちなみに私がオススメするiPadはこちらの2機種ですね。
なぜ、この2機種が良いかは以下の記事をご参考にしてください!では、良いiPadライフを!
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