iPhone 11で戦えるんだ!とか言っていた私ですが、勢いでiPhone 14に乗り換えることにしました。今回はiPhone 11ユーザーがiPhone 14に乗り換えたときに感じたことをレビューしていこうと思います。
すべてはGoogleのせいなんや…。
iPhone 11のままさらに1年過ごして、iPhone 15まで様子見しようと思っていました。しかし、そんな私に衝撃的なキャンペーンをGoogleが繰り出してきました。なんと、Pixel 7 / 7 Proを購入するときにiPhone 11を最大61,500円で下取りしてくれるというのです。しかも、Pixel 7なら2万1000円、7 Proなら3万5000円のストアクレジットまで付けると言ってきたのです。
iPhone 11を中古で販売した場合フリマサイトでも3万5000円前後が相場だというのに、2倍近い価格で下取りしてもらえるという破格のキャンペーン。鋼の意思で1年我慢しようと思っていた私の心も揺れ動かされ、この波に乗ることにしました。
Google Pixelは買うけど、iPhone 14も買うよ!
Google Pixelを購入しましたが、Pixelは使用しません。サブ端末としてスマホ2台持ちも検討しましたが、私には不要だと判断し、PixelにはiPhone 14購入のための生贄になってもらいました。
iPhone 11のフリマアプリでの相場:3万0000円(手数料を引いた後)
iPhone 11の下取り価格:6万1500円
Pixel 7 Proの購入金額:11万1870円(10%オフクーポン使用)
ストアクレジット:3万5000円 → (15%オフクーポンを使ってGoogle Pixel Watchを購入)
Pixel 7 Pro〈128GB〉のフリマアプリでの相場:約9万5000円(手数料を引いた後)
Google Pixel Watchのフリマアプリでの相場:約3万5000円(手数料を引いた後)
Google Pixelを経由した場合、少々複雑ではありますが、以下のような式になります。
( ¥61,500 + ¥95,000 + ¥35,000 ) – ¥111,870 = ¥79,630
つまり、iPhone 11をそのままフリマアプリに流すよりは、今の段階でGoogle Pixelを購入するときに下取りしてもらった方が得だと判断したわけです。本当はPixel 7 ProとPixel Watchは開封して使用し、レビュー記事でも書きたいんですが、販売価格が落ちるのでグッと我慢して未開封のままiPhone 14購入の生贄となってもらいます。
ちなみにiPhone 14を購入するときはAppleギフトカードを使用しています。これを使用することで私の場合、実質20%オフぐらい(9万6000円ほど)でiPhone14を手に入れることができました。Pixelを経由したときに7万9000円ほどのお金を作り出すことができたので、実質iPhone14を1万7000円で購入できた計算ですね。個人的には大満足しています。詳しくは以下の記事をご参考にしてみてください。
【2023年最新】Apple製品を安く買う3つの方法iPhone 14購入の後押しとなったのが、昨今の急激な円安です。iPhoneは高くなったと言われていますが、現在のiPhone 14は1ドル136円のレートで販売されています。円安はさらに進行し、執筆時点で1ドル150円に迫る勢いです。悠長にiPhone 15を待っていたら再値上げの可能性もあるので、見切りをつけた感じですね。
iPhone 11 とiPhone 14を比較
iPhone 14購入までの流れはさておき、本題です。iPhone 11ユーザーの私がiPhone 14に乗り換えたときに感じたことをご紹介しましょう。iPhone 14への乗り換えに悩んでいる方にはぜひ参考にしてもらいたいですね。まず、基本的なスペックの比較をしていきましょう。
iPhone 14 | iPhone 11 | |
ディスプレイ | 6.1インチ Super Retina XDRディスプレイ Ceramic Shield | 6.1インチ Liquid Retina HDディスプレイ ガラスの前面と背面 |
チップ | A15 6コアCPU 5コアGPU | A13 6コアCPU 4コアGPU |
カメラ | 12MP広角カメラ 12MP超広角カメラ センサーシフト手振れ補正 Photonic Engine スマートHDR4 4K シネマティックモード アクションモード | 12MP広角カメラ 12MP超広角カメラ 光学式手振れ補正 ー スマートHDR2 ー ー |
通信 | 5G | 4G |
バッテリー | 20時間のビデオ再生 | 17時間のビデオ再生 |
ディスプレイ綺麗やん!
まず、起動したときに感じたのはそのディスプレイの美しさです。ちょうどiPhone 11とiPhone 12の境目でディスプレイが大きく変わったタイミングで、有機ELを使用しています。それもあって、非常に発色が良く鮮やかであるという印象を受けました。iPhone 11でも十分きれいなディスプレイではありますが、それの一段上を行く美しさが目を引きます。
また、白色の発色が黄色がかっているのが気になりました。調べてみると、どうやらディスプレイが変わったiPhone 12ぐらいからこの報告が急増したようです。人の目によって見え方は微妙に違うようではありますが、一応修正する方法はあり、iOS16であれば「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「カラーフィルター(オン)」→「色合い」で調節できます。私の場合だと強さは最弱で色相は紫あたりを選べば私の思っている白に近づきました。ディスプレイが黄色く感じる方は試してみてください。
ボタン位置には違いを感じる
ディスプレイサイズは同じですが、本体の大きさは高さ・幅・厚さともに若干小さくなっています。それだけベゼルが細くなっているということです。そして、全てのボタンの配置がiPhone 11と比較して、ボタン1つ分ぐらい下側に移動しています。これには慣れるまでは違和感を感じましたね。特に電源ボタンは空振りしますし、音量を下げようと思ったら逆に上げていたり…。まぁ慣れてしまえば何も問題ないのですが。
軽い!
重量はiPhone 11から14だと、194gから172gに軽量化されています。22gの差ですが、その差は体感でかなり感じます。ポケットに入れていたときにはスマホを忘れたのかと思うぐらい、重さを感じさせません。iPhone 12になるタイミングで一気に軽量化されましたが、そこを経由していない方だと14でもその感動があります。
カメラの出っ張りは感じる
カメラの主張はすごいです。そもそものレンズがかなり大きくなっているのもありますし、本体から飛び出しているのも感じます。ただ、その分カメラ性能は向上しているので悩ましいところです。カメラ性能については後述します。
5Gは気持ち程度には分かる
私が生活する圏内は5G通信ができるエリアになっています。iPhone 11では4G通信までにしか対応していませんでしたが、12以降は5G通信に対応しています。めちゃくちゃ速くなってる!という驚きはさほどありませんが、気持ち早くなっているなと感じることができるレベルで、5Gの恩恵は感じることができるでしょう。
とはいっても、5Gが必須という訳でもなく、4Gでも十分高速です。5Gの恩恵をもっと得られるような、超大容量の通信が必要な機会があればその差を大きく感じるかもしれませんね。
マスクFaceIDは嬉しい
こちらはiOSの特徴ではありますが、iPhone 11以前では対応していなかった、マスクをした顔によるFace IDの解除ですが、iPhone 12以降であればマスクをした状態でもロック解除が可能になります。5G通信と同様に、iPhone 14だからこその機能ではありませんが、iPhone 11からの乗り換えだとその利便性に感動することでしょう。
チップ性能の違いは体感で分かるレベル
iPhone 11はA13、iPhone 14はA15チップを使用しています。数値上では、チップ性能自体は1.4倍ほど違うようではあります、ただその性能差が際立つような重い作業をしない限り、そこまで大きな差はありません。しかし、軽い作業であっても確かに差は感じます。非常にわずかな差ではありますが、体感で分かるレベルです。
iPhone 11だったら、もっとモッサリしていたのに、反応が良くなったと感じる場面も多く、メールアプリであっても差を感じることができます。高負荷な作業をしていませんので、劇的な差とまでは言えませんが、ゲームなどをしない人でも快適な操作性を体験できるでしょう。
カメラ性能の進化が一番感動する
最も感動するのがカメラ性能の進化です。iPhone 11とiPhone 14では3世代の違いがあり、その間にカメラ性能は大きく進化を遂げました。
まず、室内で近くのものを撮影したときの写真がこちら。どちらも美しいのですが、のっぺりとした明るさのiPhone 11の写真に対して、iPhone 14で撮った写真は明暗の差がシッカリと表現されているのが特徴です。このあたりはスマートHDR2とスマートHDR4の差かもしれませんね。
続いて屋外の写真です。大阪城公園内で撮影してみました。この日は曇り空でしたが、iPhone 14の方が明るく撮れているのが分かります。f値が1.8から1.5になり、より多くの光を取り込めるようになったのが分かりますね。また、明るくなったことも影響しているのか、色の幅が広くなったようにも感じます。
ただ、両方ともセンサーは12MPと変化がありませんので、拡大していくとどちらも同程度に粗くはなります。iPhone 14 Proであれば48MPに強化されているので違いを感じるのでしょうけど。
最後に夜間の写真です。夜中の大阪市内の写真を撮ってみました。やはり差を感じるのは明るさと、1枚の中に収められている明暗の差です。この差のおかげで、写真に奥行きを感じることができます。
左側の建物を拡大してみました。正直、画質は凝視してもほとんど差が分からないです。ただ、ここも明暗の差なのでしょう。外壁の岩の模様はiPhone 14の方が良く表現できています。おそらくiPhone 11は明るくするために全体を白くなるように調整がされているのだと思います。しかし、iPhone 14では取り込める光の量が増えたことで、暗い部分はそのままに明るく撮影することができたのでしょう。それにより、外壁の模様であったり建物の立体感に繋がっているのだと思われます。
この他にも動画撮影時の機能が大幅に進化しています。4Kシネマティックモードは本当に映画のようなボケ感を出しながら日常の動画を撮影することができます。今までの何気ない動画も映画のワンシーンのような表現力になり、驚かされます。
さらにアクションモードもiPhone 14から搭載されています。自分も一緒に動くような場面でバチバチに手振れ補正が効きます。運動しながら撮影することが多い方や、私のような子どもを追いかけながら撮影するような機会がある方には非常にありがたい機能になるでしょう。
最後に
Google Pixelの下取りキャンペーンがなかったら購入していなかったであろうiPhone 14ですが、iPhone 11からの買い替えだとその差が分かりやすく、かなり満足感があります。特にカメラ周りの進化が凄まじいなと感じました。
あまり売れていないと話題のiPhone 14ですが、iPhone 11あたりからの買い替えであれば満足感がありますので検討してみてはいかがでしょうか。