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【中学】ずるい!?教科書ガイド・教科書ワークは定期テスト対策になりえるのか【教科別オススメ】

本屋さんで教科書ガイドっていう本を見つけたんですけど、これなんですか?

教科書をさらに分かりやすく解説してある本ですよ。解説だけでなくて問題も掲載されていますので、定期テストにその問題が出題されることもあります!

な、なんだってー!でも、それってずるくないですか?

いいえ、学校の先生もその存在は知っていますし、私も使ってくれても良いと思っています。安心して使ってください。でも、教科によっては微妙なのでその点は気を付けたいところですね。今回は教科書ガイドについてご紹介します!

色々ある教科書ガイドシリーズ

似たような名前で様々な教科書ガイドが出版されています。どれも教科書会社からの許可を得て作成した、教科書に準拠した参考書・問題集になっています。教科書会社ごとに内容が異なりますので、購入の際にはどこの教科書なのかを確認してから購入するようにしましょう。

  • 教科書ガイド
  • 教科書ワーク
  • 中間・期末の攻略本
  • 教科書ぴったりトレーニング

使い分けとしては、授業内容が分からない、もっと詳しく解説して欲しいと思うのであれば「教科書ガイド」を授業内容は分かっているからテストに出る可能性が高い問題を解きたいと思うのであれば「教科書ワーク」や「中間・期末の攻略本」「教科書ぴったりトレーニング」がオススメですね

定期テストの点数は評定に直結する

定期テストの点数は平常点を加えて学期の成績となり、それは学年の評定として数値化されます。この評定は高校入試において非常に重要で、自治体によっては中1のときの評定から受験に影響します。

この評定の大部分を占めるのが定期テストの点数ですので、ここをどれだけ得点できるかというのは進路にとって重要です。教科書ガイドによって点数が取れるのであれば、積極的に使っていくべきものになります。

教科別オススメ度

教科書ガイドシリーズはどの教科でもオススメなのかと言われると、実はそうではありません。教科によってはあまりオススメできないものもありますので、教科別にご紹介しましょう。

国語

国語
オススメ度
(4.5)

教科書ガイドシリーズの利用をを最もオススメできる教科が国語です

国語は教科特性上、教科書で扱った作品について出題がされます。夏目漱石の「坊っちゃん」について学習したなら、定期テストには「坊っちゃん」が出題されるはずです。ここで夏目漱石つながりだからと言って、いきなり「こゝろ」を出題することはできません。

国語は作品が決まっている以上、出題できる問題が非常に限られているというのが特性です。授業では問題になりそうなところすべてが解説されていることとは思いますが、それを活字の形で見て一度解いておくというのは非常に効果的です。国語の教科書ガイドシリーズは国語で出題されるであろう問題のほとんどをカバーできるので、非常に効率が良いと言えるでしょう

数学

数学
オススメ度
(1.0)

数学は解き方が大事な教科ですので、問題は無数に作ることができます。そのため、教科書ガイドの問題がピンポイントで出題されるようなことはありません。教科書ガイドの問題をやるぐらいでしたら、学校で持たされている問題集などを解く方が効果的で、そちらの方が出題される可能性は高いでしょう

理科

理科
オススメ度
(1.5)

理科も自然現象についての理解が大切な教科です。そのため、問題のバリエーションは結構多いのが特徴です。教科書ガイドの問題が出題されないことはないのですが、ハッキリ言って市販の問題集と大差ありません。学校で持たされている問題集の方を優先した方が、定期テストに出題される可能性は高いでしょう。

社会

社会
オススメ度
(1.5)

理科と同様、教科書ガイドの力はあまり発揮されないことでしょう。こちらも市販の問題集と大差ありませんので、学校で持たされている問題集を解いておいた方が定期テストに出題される可能性は高いです

英語

英語
オススメ度
(3.5)

英語は国語的要素がありますので、教科書ガイドの力が発揮されるでしょう。英語は教科書で扱った文章をそのまま用いる傾向にあります。そのため出題できる場所というのは限られてきますので、教科書ガイドの題材をピンポイントに絞った問題が活きてきます。

ただし、文法問題は異なります。授業で扱った文法さえ使えば良いので出題のバリエーションは無限です。教科書ガイドにも文法問題は収録されていることでしょうが、他の問題集と大差はないので、学校で使用している問題集の方が効果的でしょう。

中1のときは文章が短く、教科書ガイドの効果をあまり感じないかもしれませんが、使える文法や単語が増えてきて、文章が長くなりがちな中3ぐらいになると教科書ガイドの効果を感じやすいことと思います

音楽・技術家庭・保健体育・美術

副教科
オススメ度
(4.0)

副教科と言われる教科についても出版されています。こちらは教科書会社ごとに分かれていることも少なく、中1から中3まで1冊にまとまっていることも多いです。

副教科の作問は非常に難しく、実技の授業が多いことから出題範囲も非常に限られています。それに5教科でしたら市販の問題集がたくさんあるのですが、副教科はほとんど存在しないため出題者もどんな問題が作れるのか悩むほどです。

1冊で3年間使えますし、副教科からは問題集が渡されることが少ないことを考えると、持っておいて損はないかなと思います

教科書ガイドシリーズが効果があるかを調べる方法

教科書ガイドシリーズを購入しても、それが自分の学習に役立ったり、定期テストに問題が出題されないと効果を発揮できません。教科書ガイドが効果的に活用できるかを確認する方法をご紹介しましょう。

担当教員の机を観察

もし、職員室に入ることがあり担当教員の机を見る機会があるのであれば、机に教科書ガイドがないかをコソッと見るのもいいですね。マジマジと見ると迷惑なのでやめましょうね。

教科書ガイドを持っている教員でも教科書ガイドから出題されるとは限りません。人によっては教科書ガイド対策のために教科書ガイドを持っていて、教科書ガイドと問題が被らないようにしようとする人もいます。教科書ガイドが本当に使われるかどうかは定期テストで確認する方法の方が確実性が高いです。

定期テストで確認する

手っ取り早いのは一度その担当教員が作る定期テストを見て、教科書ガイドで出題されているのかを確認するというのが良いでしょう。もし、ほとんど出題されていないようであれば、その担当教員には教科書ガイドが通用しないと思って割り切る必要があります。

逆に教科書ガイドから多数の出題があった場合は激アツです。その教員は今後も教科書ガイドと同様の問題が出題される可能性が高いです。それは学年が変わっても継続する可能性が高いので、今後もその傾向は続くでしょう。注意点としては、教科書ガイドから出題されていることをあまり口外しない方が良いということです。その教員にそのことが知られると対策を取られてしまい、傾向がガラッと変わってしまいます。くれぐれも気づかれないように、教科書ガイドの恩恵を受けるようにしたいですね。

定期テストに出題されなくても自分の勉強に効果があるなら継続

教科書ガイドの問題が定期テストで出題されていないようであれば、教科書ガイドはあまり効果を発揮しません。しかし、教科書ガイドを使って学習した結果、良い点数が取れたのであればそのまま継続して使用するのもありです。きっと教科書ガイドの内容が自身に合っていたのでしょう。

高校入試レベルには使いにくいので、別途参考書や問題集などは用意する必要はありますが、普段の勉強には使いやすいかもしれませんね。

最後に

教科書ガイドシリーズは本としてはやや高価で、それでいて複数教科あり全部揃えようとするとかなりの額になります。しかし、定期テストの点数は評定につながり、評定は入試につながります。定期テストで良い点数を取るためにも、こういう便利な本は積極的に使っていくことをオススメします。

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