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【Mac】教育大学・教育学部の大学生のPC選び【Windows】

来年から大学生なんですけど、どんなPC(パソコン)使ったら良いんですか?

おめでとうございます!ちなみに、何学部ですか?

教育学部です!

では今回は教育大学・教育学部の学生に向けたオススメのPC選びについてご紹介します!

注意
この記事は、教育大学・教育学部で行われる一般的な授業を想定しています。趣味(ゲームや動画編集、画像処理など)の用途はあまり考慮しませんので、ご了承ください。

OS選び

OSとは、PC全体のシステムを管理するもので、PCの場合MicrosoftのWindowsとAppleのMac、GoogleのChromeが主流です

まず結論ですが、教育大学や教育学部であれば「どのOSでも大丈夫」と言えるでしょう。好きなのを使ってもらって構いません。教育系ではほぼ文章作成ソフト(Wordなど)と表計算ソフト(Excelなど)、プレゼンテーションソフト(PowerPointなど)しか使いません。どのOSにも互換性のあるソフトがありますし、Word, Excel, PowerPointはMacやChromeでも動かせます。また、パソコンルームや研究室にも共用のPCはありますので、それでなんとかなります。

とは言っても、無難なのはWindowsです。大学側が使えというソフトがある場合はほぼ対応可能です。(教育系にそんなソフトはほぼないのですが。)また、大学のパソコンルームにある端末もWindowsの可能性が非常に高いので使い勝手も良いでしょう。

iPhoneやiPadを持っているのならMacが相性が良いです。模擬授業などでiPadを使う場合は相乗効果で抜群の使い勝手です。データのやり取りも楽々ですので、条件が合えば非常に利便性が高いです。

コスト面を重視するならChromeもありです。同じようなスペックの場合、おそらく最安になると思います。ただ、Wi-Fi環境前提感はあるので、オフライン環境が大学内で多いのであれば考慮した方がいいですね。

CPU選び

Windows・Chromeの場合

WindowsとChromeは選択肢が多くて難解です。同じような名前でも若干違ったりしますので、素人には難しいでしょう。使われるCPUの主流派Intel製のものですが、最近はAMDのものも増えてきました。それぞれのランク分けをご紹介しましょう。

Intel製

Core i9:超ハイスペックのCPUです。多くの学生にとってその性能をフルに使いきることはできないことでしょう。

Core i7:動画編集などもしたい!重いソフトをサクサク動かしたい!という方にオススメです。価格は高くなるのですが、それだけの性能があります。

Core i5:無難。コストと性能のバランスが一番いいCPUです。「大学でどんな使い方をするか分からないよ!」という方にとって、4年間戦える力があります。動画編集も無難にこなします。

Core i3:重いソフトや動画編集をしないのであれば、サクサク動きます。Officeソフト(WordやExcelなど)を使う場合、これより性能を上げても体感では差を感じられないかもしれません。ただi3以下のCPUではオンライン授業やマルチタスク(複数の作業を同時に行う)には少々厳しいです。

Pentium:Officeソフトをストレスなく動かしたいならこちらがオススメです。サクサクとまでは言いませんが、無難に動きます。そしてコストも抑えられています。

Celeron:最も安いモデルで、起動に時間がかかるためもっさり感があります。Web閲覧ならこれで問題ありません。

一覧の上部Core i9に近づくにつれ高価で性能が良いのですが、上位モデルの古いものより、下位モデルの最新のものの方が高性能ということはあります。正直、最近のCeleronなら文書作成やWeb閲覧などの軽い作業なら難なくこなせます。予算や用途に合わせて合わせて選んでもらえればと思います。後述しますが、無理にCPUの性能を上げるよりもストレージをSSDにした方が速さを体感できると思いますので、そちらを優先した方が良いでしょう。

結局どれがいいの?となると思いますが、私は「Core i5」を薦めます。今までの大学であれば理系ならCore i5、文系ならCore i3かpentiumを薦めるのですが、現在ではオンライン授業が行われるようになってきました。オンライン授業を快適に行い、同時並行で作業をしようとなるとCore i5は欲しいかなというのが現状です。コロナ禍で授業の選択肢が増えたことは良いことですが、求められるPCのスペックが上がってきたというのが経済的にはしんどいですね。

ここのコストを抑えようと思うと、オンライン授業の視聴を別のデバイスで行うという方法もあります。タブレット端末やスマートフォンの性能も上がってきていますので、それらで配信を視聴すると、PCのスペックとコストを抑えることができます。

AMD製

Ryzen9:≒Core i9です。

Ryzen7:≒Core i7です。

Ryzen5:≒Core i5です。

Ryzen3:≒Core i3です。

AMD製のCPUは最近高性能になってきたので、搭載するPCが増えてきました。Intel製にこだわりが無ければこちらも選択肢に入れたいところです。価格はIntel製より高いものもあれば安いものもあり様々です。きちんと比較することができれば、お得なものが見つかると思います。Intel製でCore i5を薦めていますので、AMD製もRyzen5を薦めます

Macの場合

Macはコスパ面からM1チップのものが良いですね。M1チップは非常に高性能で、IntelのCPUと比較するならi7以上の性能ですので、動画編集も楽々です。

IntelチップのMacもあるのですが、わざわざIntelチップのものを買うぐらいなら大人しくWindowsにした方がいいでしょう。上位のものとしてM1ProやM1Maxもあるのですが、スペック的にはM1チップで大学でやるほとんどのことはできますので、M1ProやM1Maxチップはほとんどの方にとってオーバースペックです。

メモリは?

メモリは作業台の広さを意味します。メモリが多いほど同時作業を行いやすくなります。メモリは4GBが最低ラインですが、8GBは欲しいところです。16GBは大学で求められる用途としてはオーバースペックになることが多いので、ここまでは必要ありません。動画編集をしたい人でも一般的な動画であれば8GBあれば何とかなります。

とは言ってもCPUが低性能であればメモリを積んでもそのメモリを活かせません。CeleronやPentiumであれば4GBで問題ありません

ストレージは?

ストレージとはPC内のデータ保存領域です。多ければ多いほど、たくさんのデータを保存できますが、その分価格に反映されます。私の結論は「SSDの低容量のものにして、オンラインストレージを使おう(場合によっては課金しよう)」です

まず、ストレージにはHDDとSSD、eMMCなどですが、PCの起動の速さを重視するならSSD一択です。この速さに慣れてしまうとHDDには戻れません。正直CPUを良いものにするより、ストレージをSSDにした方が速さを体感しやすいですし、コスパも良いと思います。SSDの方が高価にはなるのですが、最近は普及が進み低価格化してきていますので、そこまで高価になることはないでしょう。

ストレージ容量は小さめの物をオススメしています。理由は容量が大きくなると価格が高くなるからと、大学生が扱うようなものはそんなに容量を必要としないこと、オンラインストレージの存在です。あまりにも容量が小さくなるとOSを入れるだけでカツカツになってしまうので注意は必要ですが、128GBや256GBぐらいあれば快適だと思います。

またオンラインストレージを活用することをオススメします。オンラインストレージとはオンライン上にデータを保存する方法で、MicrosoftのOneDriveやAppleのiCloud、GoogleのGoogleドライブなどがあります。それぞれ別のOSからアクセスすることも可能です。(私もMacからOneDriveやGoogleドライブによくアクセスします。)これを利用することでPC本体にデータを保存することなく、オンライン上に保存してPCの容量を節約することができますし、他の端末からそのデータにアクセスすることが可能になります。データの取り回しが格段に良くなるのでオススメです。いつか来るであろうPCの買い替えのタイミングでデータのお引越しをするのも、オンラインストレージを使うことで楽々ですし、USBメモリで他の端末にデータを移動させる時代は終わりました。

ただ、無料で利用するには容量の制限があります。これについては、上限に来たら課金して拡張すると良いでしょう。物理ストレージの容量を拡張するより、よっぽどコストパフォーマンスは良いです。私もiCloudの容量は拡張しています。

参考(主要なオンラインストレージの価格)

※料金は月額、大容量プランもあり

OneDrive → 5GB:無料 100GB:224円

iCloud → 5GB:無料 50GB:130円 200GB:400円

Googleドライブ → 15GB:無料 100GB:250円

ノート?デスクトップ?

ノートPCだと持ち運びが可能で、デスクトップだと家に据え置きになります。授業の合間に課題をするなど、大学で作業することは多いのでノートPCにした方が利便性は高いです。大学に持って行かなくとも、自宅でスペースを取るデスクトップはやや不便さを感じます。ゴリゴリのPCゲームをする人以外はノートPCの方がメリットが多いです。

ノートPCだと軽さも重要です。1kg前後のものがオススメで、2kgを超えてくると拷問に近くなりますのでオススメしません。最近で1kgを切るモデルも発売されていますので、かならずチェックしましょう。

あと、ゲーム用のノートPCも微妙です。価格も跳ね上がりますし、重さも気になります。ゲームはデスクトップ型のものを自宅用で購入した方が良いと思います。

その他の装備

オンライン授業やWeb会議を意識するなら、内向きの内蔵カメラとマイクがあるものにしましょう。youtube配信などをしたいと思う方でなければ、ついているだけでOKで性能まで気にしなくて良いでしょう。

ドライブの有無は最近は無しのものが増えてきました。ドライブはCD-ROMなどを読み込むためのもので、これがあると価格が高くなるのと、本体が分厚くなり重くなります。外付けのドライブも売られていますので、ドライブ無しのものでも特に問題ありません。最近はCD-ROMのものが減り、ダウンロードするものがほとんどですのでなおさらです。

どこで買う?

おそらく大学生協がゴリゴリに営業してきますが、割高です。あなたが破壊神でPCを意図せずに破壊してしまうのであれば保証が効いた大学生協で良いのですが、最近のPCは初期不良も少なく、その後も安定した使用が可能なので自分で購入するのが良いでしょう。

家電量販店やPC専門のショップ、Amazonや楽天市場などインターネット経由でも良いですね。

Macが欲しいのであればApple Storeで学割をやっていますのでそちらを利用すると良いでしょう。また2~4月には還元セールも行われることが多いので、そちらを狙うとより効果的です。Apple製品を安く買う方法については以下の記事もご参考にしてみてください。

【2023年最新】Apple製品を安く買う3つの方法

オススメのPCは?

では、私が上で説明した条件に合うオススメPCをご紹介しましょう!(2022年1月末現在)

商品リンクについて
商品リンクは基本的にメモリ8GBでSSD256GBのものにしています。その他のカスタマイズについてはリンク先から変更してみてください。

ASUS ExpertBook B9

こちらは私が実際に使っていて、今回Windows機では一番オススメできるものです。メーカーはASUSで台湾製になります。PC業界では信頼度のあるメーカーですので問題ないでしょう。最大の特徴はその軽さと長時間バッテリー駆動です

何と重さは約870gで1kgを切ります。ノートパソコンでは最軽量クラスです。持ち運び楽々ですので、通学時に持って行っても苦ではないでしょう。また、バッテリー駆動も約16時間という長時間ですので、1日中作業していてもバッテリーの心配がいりません。充電忘れしやすい方にもオススメですね。私も1日2~3時間程度使っていますが、1週間に1回ぐらいしか充電しません。

スペック面でも申し分なく、動画編集なんかもちゃんとできます。大学生活では不便することはないでしょう。価格は10万円前後でMicrosoftOfficeなどをつけるともう少し価格はしますが、それでもこのスペックのノートパソコンだと安い方です。非常にコスパがいいですね。

私は職場ではMac、自宅ではWindows機の二刀流です。ExpertBook B9 はコロナ禍のオンライン授業を私と一緒に戦い続けた優秀な製品ですのでオススメです。

Lenovo IdeaPad Slim 550

CPUにこだわりがなく、Intel製ではなくAMD製でも問題ないよ!という方にはこちらがオススメです。Ryzen5を搭載していますので、スペック的にも問題ありません。また、Lenovoは香港の企業でコスパを重視するとよく候補に上がってくるメーカーです。ThinkPadシリーズが有名ですね。

コスト面では圧倒的に安いですので、少しでも価格を抑えたい方にはオススメです。

心なしかキーボードはMacに酷似しています…。

Apple M1 MacBook Air

MacならMacBook Airが大学生には良いですね。高性能のM1チップを搭載したモデルで、大学でやりたいことは一通りできると思いますし、動画編集までこなせます今回紹介するノートPCの中では性能が頭ひとつ抜けています。というのもMac自体、平均レベルが高すぎますので、これでもMacの中ではスペックが抑えめです。Mac恐るべし。

そんなハイスペックでありながら、安いんです!このスペックのWindows端末を購入するとするとかなりの価格になりますので、コスパ面でも優れています。あと重さも1kg台前半と、持ち運びもそこまで苦ではありません。

ASUS Chromebook Flip CX5

Chromebookでしたら、ASUSから出ているこちらがスペック的には良いですね。Chromebook自体が低スペックでもサクサク動きますよ!というのが売りですので、低価格帯の低スペックのものが多いです。しかし、大学で求められることを幅広くこなそうと思うと、これぐらいのスペックは欲しいところです。

タッチスクリーン対応で、ディスプレイを360°開店することができますので、タブレットのように扱うことも可能です。最近はChromebookを学校で採用しているところも増えてきましたので、慣れておくという意味でもありですね。

私もサブマシンとしてChromebookは狙っています。

Microsoft SurfacePro8

番外編ではありますが、2in1なら王道のSurfaceもオススメです。タブレットにしようか、ノートパソコンにしようかという悩みを一掃してくれます。価格は確かに高いのですが、一昔前の高すぎて手が出ない!ということにはなっていません。十分選択肢として検討する余地はあります。Microsoftが直接手掛けているというのも安心感がありますね。

ちなみにペンとキーボードは別売りですのでお気をつけください。

最後に

今回は教育大学・教育学部に通う・通う予定の大学生に向けてのパソコン選びについてご紹介しました。教育系はそこまでスペックを必要とされませんし、PC選びも自由度が高いです。ぜひご自身に合ったPCを見つけてください!

また、iPadなどのタブレットをPC代わりにできるかはまた記事にまとめたいと思いますので、お待ちいただければと思います。

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