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地下鉄の爆音 vs AirPods Pro(第2世代)ノイズキャンセリング

AirPods Proが第2世代になり、ノイズキャンセリングの性能が2倍になりました。第1世代のノイズキャンセリングでもかなり静かになったのですが、それでも地下鉄の爆音には勝てずかなりの騒音でした。今回は地下鉄の爆音にAirPods Pro(第2世代)が勝てるのか検証してみます。

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地下鉄の騒音レベル

地下鉄の騒音レベルを調べるために、今回はApple Watchの「ノイズアプリ」を使用します。

ノイズアプリを筆者自宅の部屋で使用

最近の地下鉄では、コロナの影響もあり窓を開けての換気がされている車両が多く、地下鉄の音が響きやすい環境もあってかなりの爆音で騒音が聞こえてしまいます。ノイズアプリで測定した結果は以下の通りです。

ノイズ
(dB)
OsakaMetro
某駅①・ホーム
電車接近時 72dB ~ 88dB
80dB ~ 84dBが中心
OsakaMetro
某駅②・ホーム
電車接近時 79dB ~ 87dB
84dB ~ 86dBが中心
OsakaMetro
某路線①・車内
走行時 70dB ~ 85db
76dB ~ 79dBが中心
OsakaMetro
某路線②・車内
走行時 72dB ~ 85db
76dB ~ 79dBが中心
Apple Watchのノイズアプリで9月某日に測定

一般的に80dBを超えると聴覚への影響があるとされています。電車の走行時はたまに80dBを越える程度ですが、ホームで電車が接近してくるときなどはほとんど80dBを越えていますね。また、80dBに結構近い値ばかりですので結構な騒音だと言えます。

ちなみにデシベルの目安は以下の通りです。

  • ささやき声:30 ~ 39dB
  • 図書館:40 ~ 49dB
  • 中程度の強さの雨:50 ~ 59dB
  • 会話:60 ~ 69dB
  • 掃除機:70 ~ 79dB
  • パチンコ店内:80 ~ 89dB

パチンコ店並みの爆音が地下鉄では聞こえているということを考えるとかなりうるさいですね。ちなみに第1世代のAirPods Proをノイズキャンセリングで使用(音楽の再生無し)していると、だいたい75dBを越えたあたりからノイズが目立ち始め、80dBを超えたあたりからノイズキャンセルを破られている感じを受けるようになりました。この80dBというのは一つの目安になりそうです。

第2世代ノイズキャンセル

出典:Apple

Watch OS 9からAirPods Pro(第2世代)だけではありますが、AirPodsを使用したときのノイズもノイズアプリで測定できるようになりました。まさに、第2世代の実力を見てくれ!と言わんばかりですね。残念ながら第1世代はこの機能に対応していないので、第1世代との数値での比較は難しいのですが、第1世代と比較すると公式発表で2倍のノイズキャンセリングが可能で、実際に私の耳でもその効果は感じられます。

では、第2世代ノイズキャンセリングを先ほどと同様の場所で測定してみました。また、第2世代から追加された適応型環境音除去についても測定しています。

ノイズ
(dB)
ノイズキャンセリング
(dB)
適応型環境音除去
(dB)
OsakaMetro
某駅①・ホーム
72dB ~ 88dB47dB ~ 66dB72dB ~ 87dB
OsakaMetro
某駅②・ホーム
79dB ~ 87dB48dB ~ 66dB76dB ~ 82dB
OsakaMetro
某路線①・車内
70dB ~ 85db45dB ~ 68dB69dB ~ 85dB
OsakaMetro
某路線②・車内
72dB ~ 85db47dB ~ 69dB72dB ~ 87dB
Apple Watchのノイズアプリで9月某日に測定
「ノイズキャンセリング」使用時

ノイズキャンセリングを使用しているときは、明確にノイズが少なくなっていることを感じます。振れ幅はありますが、大体55 ~ 59dBあたりになることが多かったですね。70dBにすら行かないということで、かなりの効果があります。

これだけノイズキャンセリングが効いていると、音楽の音量をそこまで上げなくても聞き取ることができるので、耳への負担は軽減されます。実際、使用しているときはノイズキャンセリングを突き破られるような音を聞くことはほとんどなく、快適に使用することができました。第1世代が苦手としていた地下鉄のような爆音が聞こえるような場所でも、第2世代ならその音を封殺してくれますので、より効果を実感できます。

「地下鉄」 vs 「AirPods Pro(第2世代)」はAirPods Pro(第2世代)の勝利と言っていいでしょう!かなり効果を実感できます!

「適応型環境音除去」使用時

適応型環境音除去は80dBを超えるような音に対して有効なように感じました。一瞬の音など、80dBを超えるような音も観測されはしますが、大体は80dBを超えないようにAirPodsが処理してくれています。また、第1世代の外音取り込みモードと比較して非常にクリアに聴こえるようになりました。これは第1世代からマイク性能が向上していることが影響しているのが影響しているのでしょう。AirPodsをつけている時とつけていない時の差をほとんど感じないぐらい自然な音になっています

最後に

AirPods Pro(第2世代)になって、地下鉄でもかなりクリアに音を聞くことができるようになりました。また、適応型環境音除去の性能も良く、第2世代になり様々な面で進化を感じられることでしょう。地下鉄などの騒音が多いところでの使用を考えている方には非常にオススメですよ!

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