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年末年始も働く先生たち

2021年もついに大晦日を迎えました。学校業界も多くの方がお休みという状態です。しかし、こんな中でも働いている先生はいるのです!

年末年始も働く先生たち

2021年度の冬休み(目安)

2021年12月23日 or 24日 〜 2022年1月7日 or 11日

大半の先生は年末年始の2週間ほどはちゃんと休暇を取っています。しかし、残念ながら一部の先生は年末年始でも働いています。いくつかご紹介しましょう。

全国大会

学校業界の非常にブラックなところです。新年早々、全国大会を組んでいるところがあります。正月休みで多くの人が家にいて、視聴率が期待できるという放送業界の事情があるのでしょうかね?スポンサーの意向によって大会日程が決められているのでしょうか。

年末年始に組まれている主な全国大会は以下のようなものがあります。

  • 全国高校サッカー選手権大会 (2021年12月28日~2022年1月10日)
  • 全国高校ラグビー大会 (2021年12月27日~2022年1月8日)
  • 全日本高校バレーボール高等学校選手権大会【春高バレー】 (2022年1月5日~19日)
  • 全国高校バスケットボール選手権大会【ウインターカップ】 (2021年12月23日~29日)

もちろんこの大会に向けて練習をすることでしょうから、年末年始もバリバリと指導されていることでしょう。また、指導をする教員以外にもサポートする教員もいますし、大会の運営に当たる教員もいますので多くの教員が年末年始であろうと働いているのです

この前テレビでラグビー全国大会の裏側的な番組がやっていたのですが、陽が落ちてからも指導にあたるサブの若手女性教員の特集がありました。放送自体は美化された内容でしたが、こちらとしては授業もしつつ、こんな遅くまでしかも薄給(無給)で部活動指導をさせられる姿にドン引きしてしまいました。

部活動

全国大会と被りますが、全国大会に出場していなくとも部活動をするところはあります。できるだけ何もしたくない私としては理解に苦しみます。強豪校と言われるところだと年末年始もギリギリまで練習していますし、そうでなくても部活動を行うところは多いです。

そして、武道系部活あるある「初稽古」。新年早々やる意味があるのでしょうかね?

新年を祝う会

会の名前は様々ありますが、一部の私立学校では新年早々、職員全員を集めて会を開きます。法人が大きいとグループの学校や大学が一堂に会する大規模なものになります。法人としてはこれで結束力を高めようとしているのかもしれませんが、折角の年末年始を潰されてむしろ怒りを買っているという残念な会ですね

私もブラック私学に勤めていたときは、毎年新年早々駆り出されていました。残念ながら、みんなでワイワイしながら食事をするような会ではありません。内容は理事長の挨拶であったり、法人内の各学校の反省と成果の報告、今後の法人としての展望や表彰などです。ハッキリ言って一般の平教員にとってはどうでも良い内容ですのであくびが出ます。

しかも、半日では終わらせません。午後からは法人全体での研修が行われるのです。いや、本当に新年早々研修とか拷問以外に何物でもありません。そしてその様子を法人の偉いさんが観にくる(監視しにくる)のです。とことんブラックですね。

お前らがブラック企業についての研修を受けろと言いたいですね。

3学期の準備

学校教員の仕事は多忙を極めます。そのため、3学期の授業や行事などの準備が追いついていないことも。そうなると年末年始であっても出勤します。もちろん休日出勤に対しては給料が発生しません。年末年始を無給で働く教員たちが救われる日は来るのでしょうか。

最後に

多くの教員にとって、年末年始は1年の疲れを癒すための大切な期間です。しかし、一部の教員は年末年始であっても働いているのです。しかも、多くの場合が最低賃金を下回るような薄給・無給です。飲食店のように正月料金を取りたいところですが、グッと堪えているのが現状です。一刻も早く、労働環境が改善されることが望まれます。

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