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新年度スタートの日は公立とブラック私学・ホワイト私学でこんなにも違う

ブラック私学とホワイト私学を見分ける上で、新年度スタートの日は重要な要素です。今回はこの点に着目して、公立とブラック私学・ホワイト私学の違いをご紹介しましょう。

辞令は大体4月1日

これはどこの学校でも大体同じなのですが、辞令は4月1日付で出ることになります。そのため、初任者や新任者の初出勤は4月1日というところが大半です

公立の場合は自治体ごとで午前中に新任者が一同に集められて会が行われ、午後からは各学校に散らばって校長から辞令交付が行われます。転任者は午後から合流することが多いですね。

各学校からお迎えが来ることもありますよ!

私立学校の場合は学校単位や法人単位で辞令が交付されます。法人が大きければ大学などに集められることもありますね。内容は学校によって様々ですが、ホワイトな学校ほどあっさりな傾向にはあります。

公立は4月1日スタート

公立の場合、出勤日が厳格に決まっています。そのため、4月1日が平日であればその日から勤務開始です。会議などはちらほらありますが、全日会議が詰め込まれているわけではなく、ある程度ゆとりがありますので、自分の新年度準備さえ目処が立てば年休を消化して休暇を取ることは可能です

1年の学年団であれば入学式などで少々忙しいこともありますが、その他の学年であれば数日の年休や半休をとることはできるでしょう。

ブラック私学の新年度は早い

ブラック私学の新年度は4月1日からですそこから日曜日を除いて入学式まで休みはありません。何をするかというと研修と会議、各学年ごとの新年度準備ですね。

ブラック私学は研修が大好きでことあるごとに研修を入れてきます。内容は初任者向けの学校についてのことや、全教員向けの教育方法についての研修など多岐に渡ります。法人レベルでブラックですと、法人に属するすべての学校が一堂に集められ法人全体での研修になります。

また、これでもかと会議が詰め込まれています。ブラック私学は目標を立てることも大好きです。前年度の反省であったり、この1年間の目標を分掌などの組織ごとに発表させます。PDCAサイクルをキッチリと守ろうとしますので、その分時間はかかります。法人からの目標達成へのプレッシャーもすごく、各分掌で達成できる目標の設定と、あたかも順調かのように見せる文章力が求められます。

ブラック私学では研修と会議に追われ、新年度準備を行う時間はほとんどありません。なんなら入学式前から時間外労働をしなければならない状況に陥ってしまいます。

着任前研修もあるよ!

ブラック私学は研修を「してあげている」とでも思っているのでしょうか。着任前の前年度中から新任者を研修に召喚します。初任者だけの研修もありますが、全員参加の研修にも参加を求められます。もちろん給料もでませんし、交通費すら出さないことも多いです。

ここは研修を「受けてもらっている」と思っているホワイト私学との大きな違いですね。ホワイト私学の研修は自由参加が多く、着任前研修とかいう発想はありません。

ホワイト私学の新年度は遅い

ホワイト私学の新年度は辞令こそは4月1日にありますが、それ以降の出勤を求められる日は遅く、入学式の日からです。初任者・新任者でもなければ、4月最初の出勤日は入学式ということになります。特に仕事はありませんし、会議も無理には入れません。本当にこんなんで新年度が回るのかよ!となりますが、ホワイト私学はそもそも人が辞めず入れ替わりがほとんどないので何とかなってしまいます。

また、辞令すら4月1日に行わない学校もあります。もちろん、ちゃんと4月1日から働いていることになっていますので、給料も全額もらえますよ!

初任者や新任者には驚かれますね。「えっ!?本当に行かなくていいんですか!?」という電話もよくかかってきますが、本当に来なくてもOKです。会議などが設定されていなければ休んでもらって構いませんし、年休が減ることもありません。完全に休日と同じ扱いです。

出勤するのは部活動の指導や新年度準備をしたい教員ぐらいで職員室はガラガラです。管理職ですら輪番で出勤しているぐらいです。

この何もなければ休んでいい文化はホワイト私学特有ですね。夏休みや冬休みも同様ですので、年休は全然減りません。

最後に

初任者・新任者が1番最初に衝撃を受けるのはここでしょう。ブラック私学のブラックさよりも、ホワイト私学のホワイトぶりが際立つ瞬間です。もし、初勤務の日が入学式直前なら期待しても良いかもしれませんね!

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