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校則込みで学校を選べ!

うちの学校の校則厳しすぎるよー。

事前に調べてなかったの?学校によって校則は様々だよ!

えー。だって、親がここの学校にしなさいって。

そのパターンですね。学校では毎年のように校則を巡るトラブルが起こります。今日は校則を含めた学校選びについて考えていきましょう。

校則はなぜあるのか?

校則は法律より厳しいです。でも、意義があります。

校則を簡単に説明すると「学校の目標を達成させるために必要なルール」と思ってもらえれば良いでしょう。

学校には様々な目標がありますが、そのほとんどは学力面や規範面です。その目標を達成することに集中できる環境を作ろうとしています。そのために、服装や頭髪、携帯電話の使用を制限しています。学校によっては、それらを許可している学校もあれば、逆に厳しすぎるのではないかというぐらいの学校もあります。次に、なぜその違いがあるのかを見ていきましょう。

校則の緩い学校と厳しい学校

でも、校則の緩い学校もあれば厳しい学校もありますよね?似たような目標を設定しているのに、何でなんですか?

それは、学校の成り立ちやどういった層の生徒が集まるのかにかかっています。では、個別に見ていきましょう。

校則が緩い学校

生徒自身の規範意識が元から高く、校則を厳しくしたり、取り締まらなくても、目標を達成できる生徒が集まる学校です。すごい緩いところでは、毛染めOK、服装自由、休み時間のスマホOKなど。取り締まらなくても、限度をわきまえており、教員の手を煩わせるようなことはしない。そして、やるときはきちんとやり、成果を出す集団。だから、特別取り締まらなくても学校の目標は達成できます。

主に偏差値帯が高い学校に多いです。学力と規範意識はある程度比例します。校則が緩い学校に行きたいのなら、その学校に行けるように勉強してください。

ちなみに私も高3のときは金髪でした。若気の至りです。

校則が厳しい学校

生徒自身の規範意識が平均から平均以下で、厳しくしないと集中できない学校です。

特にこれから進学実績を伸ばそうとする中堅の私立学校に多いです。中堅の私立学校は生存競争が激しく、勉強に集中することを第一に考えるため、校則は厳しい傾向にあります。そういう学校に入学させるということは、親もそれを望んでいますしね。

また、それとは別に宗教的な意味合いで、特に仏教系や神道系の学校は校則が厳しい傾向にあります

それほどレベルが高くないのに校則が緩い学校

生徒自身の規範意識が平均以下なのに、教員の手が回らず、半ば諦めて放置されている学校です。ここまでくると、授業が成立しているのかすら怪しいです。楽しい学校生活を遅れるかもしれませんが、その後のことは知りません。進学実績が望めないような学校、最後の受け皿的な学校に多いです。

なんだよー。結局、校則が緩いところに行くにはトップレベルの学校か、授業が成立しているか怪しいカオスな学校しかないのかよー。

一応ありますよ。そこそこのレベルで校則が緩い穴場的な学校が。

それは、周りに競合校がおらず、経営が安定している私立学校です。学校が生き残るためには、進学実績を出し生徒募集を成功させる必要があるのですが、生徒を奪い合う競合校がいないため、それほど努力しなくても勝手に集まってきます。

進学実績の向上迫られていないので生徒をがっちりと管理しなくていいのです。また、競合校がいないということはそこそこの生徒が集まってきますので、レベルが下がりすぎることもありません。地域や路線で競合する学校が少ないと、この現象は起こりやすいです。交通の便があまり良くない都心から離れた場所で探すと良いでしょう

あと、数は少ないのですが英語の教育に力を入れていたり、帰国子女や外国の生徒が多い学校、グローバル思考が強い学校は校則が緩い傾向にあります欧米の学校のような雰囲気ですので、校則はほぼなしみたいな学校も存在します

校則は事前に聞ける

校則ってネットに載ってるの?

学校が自らネットに載せることは少ないでしょう。口コミサイト的なものはあるので、それを信用してもいいですが、ベストは実際にオープンスクールに行って、担当者に聞くか、生徒の様子を見ることですね。

学校が自ら校則をネットにあげることはほぼありません。しかし、オープンスクールで聞かれたら答えます。嘘はつけないので。それに生徒を見れば大体わかります。よく観察してもらえれば、校則がどの程度か、そしてそれが守られているのかが分かります。ただ、校則があるのに無視している生徒が多いときは警戒してください。落ち着いた学校を装っているだけかもしれませんので。

どこまでを許容するか

学校の教育内容も良く、校則も自分に合っている学校に出会えると良いのですが、そうならないケースの方が多いです。その場合、絶対に譲れないことをはっきりとさせ、何かを我慢することになります。親任せや子ども任せにせず、情報を整理し、納得して入学することが大切です

・・・。(スマホ持ち込み可の学校が良かった・・・。)

?

「納得」はすべてに優先するぜッ!!

何か聞こえたような…。

ブラック校則について

最近、ブラック校則なるものが話題に上がります。これらは時代にそぐわなかったり、理不尽なもの、根拠に乏しいものです。学校に自浄作用があれば、このようなものは改正されるのですが、誰も手をつけようとしない体質の学校だと、放置されがちです。異動が多い公立の学校では、疑問に思っても手を付けづらい傾向にあるのは確かです。

校則も悪いもんじゃない!

あと、校則って悪いもんじゃあないですよ。校則をきちんと守って学校生活を送ることで、社会で必要な力を身につけることができます。ルールを破っても多めに見てくれるのは学校が最後ですからね!大人になってルールを破ると、仕事だと処分されますし、法律を破ると罰せられますから。社会に出る前段階として、校則を守れる人になりましょう。

最後に

生徒自身と校則のミスマッチはよく起こりますし、学校と生徒の両者にとって不幸なことです。しかし、あらかじめ調べることが可能です。校則に納得した上で入学し、充実した学校生活を送ってもらえればと思います

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