ぱぱてんてーの思う教員の魅力って何ですか?
教員採用試験の面接のような質問ですね。魅力はたくさんありますよ。それに教員を続けていくうちにどんどん増えていきます。
へー。増えていくんですね。例えばどんなことがあったんですか?
多くの生徒たちと接することで、教員生活の新たな一面を日々感じていますよ。では、私が思う教員の魅力の中から今日は1つご紹介しましょう。
目標にされる存在であること
今日ご紹介する教員の魅力はズバリ「目標にされる存在であること」です。これは、大学生のときから話が始まり、教員を始めて数年後まで話が続きます。
ストーリー
私は大学3回生のときに、大阪教志セミナーの実習生として、とある公立中学校で実地実習を行っていました。そして1年弱で実習自体は終了したのですが、その後もその中学校へは学校ボランティアとしてたびたび訪れていました。また、私の専門競技の指導者がその中学校にいないこともあり、部活動の指導も手伝っていました。(学生ですので試合などへの引率はありません。あくまで、日々の練習の指導です。)
手の空いている日はよく指導に行っていましたが、月日は流れます。私も教員採用試験に合格し、その中学校から離れることとなりました。そして、教員として働き始めて数年が経ちました。
たまたま高校のときの同級生から母校でOB会があるから参加しないか?という誘いがありました。久しぶりだし、母校の部活動がどんな状態かも興味があったので参加することになりました。
当日は同級生や先輩後輩もたくさん来ていて、とても賑やかでした。交流戦も終わり、ひと段落している中、1人の青年が声をかけてくれました。
◯◯先生ですよね?
(誰やこいつ。しかも先生って。なんで知ってるんや。)えっ、そうですよ。
やっぱり!僕、◯◯中学で先生に教えてもらってました◯◯です!
えー!よく覚えてたな!もう何年も前の話やのに!◯◯高校に入学してたんや!
先生が◯◯高校の出身と聞いてたんで。自分の時間を割いて、熱心に指導してくれる先生のような人になりたいと思って、この高校に入学したんですよ!
(なんて感動的なことを言ってくれるんや。)そうやったんや、そんなこと言ってくれて嬉しいわ!
いえいえ、こちらこそあのときは、ありがとうございました。それにこの高校を選んで大正解でしたよ。毎日が充実していて、力もつきました。
最後に
教員という仕事は、児童生徒に多かれ少なかれ影響を与える仕事です。ときには進路にも影響を与えるほどです。そして、人としての目標になれる存在にもなります。私の場合、その生徒と接しているときは、そんなこと全く意識していませんでした。しかし、何かがその生徒に響いたのでしょう。
また、この経験からより一層、生徒の目標となれるような人になろうと気を一段と引き締め、仕事を頑張ろうと思いました。
あんな先生みたいな人にはなりたくないと言われないようにもしたいですしね。
今回は「学校の先生の魅力EP.1」として、教員の魅力をご紹介しました。今後も教員の魅力を発信し、教員を志す方が少しでも増えたり、教員を志す方の良い刺激になれれば良いなと思います。学校の先生って本当にやりがいのある仕事ですよ!
ちなみに、記事中に出てきた大阪教志セミナーについては、以下の記事をご参考にしてください。
大阪教志セミナーを振り返る