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今日は人の上、明日は我が身の上

「今日は人の上、明日は我が身の上」とは

大辞泉より
今日は人ごとと思っていた災難も、明日は我が身の上に降りかかってくるかもしれない。災難というものは、いつ誰に起こるかわからないものである。昨日は人の身、今日は我が身。

略して「明日は我が身」の方が一般に浸透していますね。今日は私が教訓としているこの言葉にまつわるお話です。

教育現場では日々トラブルが起こる

私は某私立学校で勤務していますが、これまで公立と私立を含めてとても多くの学校を渡り歩いてきました。年齢も学力層も様々でしたが、どんな学校であっても、いつも多くのトラブルが発生していて、それは現在も変わりません。

そして、その渦中にいるのは生徒だけとは限りません。教員自身が失敗してしまうこともありますし、特に失敗はしてなくともターゲットにされることもあります。実際に私もそのような経験がたくさんあります。

先生も失敗したら、落ち込みます

学校で人前に立っている先生は堂々としていて、落ち込むことがないように思えるかもしれませんが、同じ人間ですので、人並みに落ち込みます。ときには食事が喉を通らないほどです。そして、心ここに在らず状態になると、さらなる失敗の元になってしまいます。

「明日は我が身」と思って日々行動する

私は日々「明日は我が身」と思って行動するようにしています。そうすることによって、トラブルの渦中にいる人に適切な関わり方ができると思いますし、自分の学びにもなると考えています。

トラブルの渦中にある人との関わり方

仕事をしていると必ずトラブルの渦中にある人と接する機会があります。そのとき、どのような行動を取ると良いか常に考えさせられます。

「明日は我が身」と思って、自分に置き換えることがその答えの近道だと私は考えています自分がこの状況になったらどうして欲しいかな?と考えることで関わり方が見えてくるでしょう。そして立場によっても変わってくるでしょう。同僚なら励ますこと、そっとしておくことなどが選択肢になるでしょうが、上司ならそのトラブルを引き受けることも選択肢になります。

人は失敗する生き物です。その失敗を執拗に責めたりすることは誰にもプラスになりません。この失敗をどうカバーするのか、今後に繋げていくのかを考えた方が何倍も有益です。そのようなプラスの方向になるような関わり方をしたいものです。

自分と関係ないトラブルからも学びがある

自分に身に起こったトラブルはよく覚えているので、同じようなことにならないように意識することはできます。それだけでなく、「明日は我が身」と思って、自分と関係のないトラブルについても、自分のことと思って覚えておくと良いでしょう

自分に起こるトラブルよりも、自分以外に起こるトラブルの方が圧倒的に多いです。それらを自分のことと思い、自分ならこのあとどうするか、どうすれば回避できたかなどを考えておくことはとても学びが多いことです。今後の自分のためにもしっかりと考えておきたいものです。

最後に

今日はいつもとテイストの違う記事になりましたが、現在進行形で同僚がトラブルに巻き込まれてしまったので、みなさんにも学びがあるかなと思い、この言葉をご紹介させていただきました。私自身、これからも多くの失敗をすることでしょう。しかし、事前に様々なトラブルを知って心に留めておくことによって、自分に降りかかってきたときに回避できることもあります。みなさん「今日は人の上、明日は我が身の上」ですよ。

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