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【教員採用試験】私立学校の教員になる方法(管理職面接編)

つ、ついに教科面接と模擬授業を突破して管理職面接まで来ました!

おお!おめでとうございます!では、今回は管理職面接の対策をご紹介しましょう!

管理職面接の傾向と対策

管理職面接はその名前の通り、その学校の管理職によって行われる面接です。主な面接官は校長(+副校長) + 教頭で、場合によっては各教科の教科主任や教務主任などの主任クラスが加わります。ただ、最終決定権は校長にあることがほとんどですので、校長の攻略が試験突破の鍵となります。

では具体的に私立学校の教員採用試験で行われる管理職面接がどのような行われ、どのような対策をすればよいのかをご紹介していきましょう。

管理職面接の流れ

まず、採用予定が1名の場合、管理職面接の段階で候補者は1名がほとんどで、多くて2名です。多くの場合は教科面接・模擬授業で1名にまで絞ることがほとんどです。直接的に一緒に仕事をするのは教科の教員ですので、その意見を尊重する形です。候補者が1名だと、採用はほぼ確定的です。余程大きなミスでもない限り採用の流れとなりますので、自ら地雷を踏みに行くようなことのないように準備をしましょう。(ただ、候補者が1名かどうかはこちらからは分からないことがほとんどですが…。)

教科面接や模擬授業で1名まで絞れないという状況は、候補者がどちらも優秀で決めきれない場合や、管理職の力が強くて管理職の意見を選考に反映させたいと思う学校に発生します。特に後者は不穏ですね。管理職が教科を信用していないとも言えますので、組織としてはあまり望ましくないかもしれませんが、受験者にはそれは分かりません。ブラック私学にはよくありますね。

管理職面接は単独で行われることがほとんどで、他の試験と抱き合わせで行われることはほとんどありません。冬採用や不定期採用であれば、教科面接の中に管理職が加わって同時に行うことがありますが、春採用や夏採用であれば、別に日程が用意される傾向にあります。

管理職面接が単独で行われる場合、決められた時間に控室に案内されることになります。そこで呼ばれるのを待ちます。この段階での候補者はかなり少ないですので、待ち時間はほとんどなく、スムーズに案内されます。

複数教科で募集がある場合は、他の教科の候補者もいますのでやや待つこともあります。

面接の形式は?

管理職面接はほぼ個人面接になることでしょう。控室から案内されて面接会場に入ります。会場に入ると数名~10名弱の面接官(管理職など)に対して受験者1人となります。また、この面接から司会進行を事務職員が行うこともあります。特にそれで対策が変わるわけではありませんが、やや緊張感は増しますね。基本的には管理職からの質問となりますが、場合によっては主任クラスからの質問もあります。

面接時間は学校により様々ですが、30分ぐらいが一般的です。要項に面接の所要時間が書かれていることはありますが、書かれていなければこれぐらいを想定しておくと良いですね。最初は時間が長いと感じますが、始まってしまうと意外と時間はスグに経過しますので、しっかりアピールしたいところです。

面接の内容は?

管理職面接ですので、学校全般に関わることや教育観についての質問が多くなります。学校にまつわる内容(教育目標や教育内容など)は必ず押さえておきたいところです。また、管理職も何かの教科の教員であることがほとんどです。そのため、管理職と教科がかぶれば教科について突っ込んだ内容を聞かれることがあるので油断は禁物ですね。

管理職面接は公立の面接と雰囲気的に近いものがあります。受験する学校の研究は最重要で、あとは私立特有の質問の対策をしておきましょう!

管理職面接で想定される質問については、近日中に別の記事でアップする予定です。少々お待ちください。

ほとんどの場合は消化試合

前述の通り、管理職面接の段階で候補者が1名しか残っていないことも多々あります。その場合、教科の決定に管理職が頷くだけの面接となりますので、ほぼ消化試合となります。ここで管理職が首を横に振るということは、選考をはじめからやり直すということを意味しますので、残りの日数的にも教科としては大打撃です。とりあえず1年間は非常勤講師でやり過ごす手もありますが、校長への不信感にもつながるのでよほどのことがない限り採用となるでしょう。

また、首を横に振る可能性のある管理職の場合、教科から推薦する候補者を増やすしかありません。そうなると管理職面接の段階でも他に候補者がいますので、ハイレベルな最後の戦いとなります。

ちなみに私は管理職面接で落とされた経験があります。(常勤講師で3年間働いていて、専任雇用のための管理職面接。)「3年間働いてきたから大丈夫!」とか自信過剰にならず準備したいですね。

練習方法

王道の練習方法は以下のような流れです。

  1. 想定問答集の作成
  2. 自分でスラスラ言えるように練習
  3. 人に面接練習をしてもらう

最優先は想定される質問に対して自分の答えをあらかじめ用意しておくことです。ノープランで面接を受けて突破できるような甘いものではありません(特に春採用と秋採用)。管理職面接で質問されそうなことを想定したり、自分のエントリーシートで質問されそうなところを重点的に回答例を考えておきましょう。

面接官に質問して欲しいところはわざとエントリーシートで曖昧なままにしておくというテクニックもあります。全て書いてしまうと良い経歴でも質問しにくいです。逆に質問されたくないことはエントリーシートには極力書かないようにします。

想定問答集ができたら、自分の中で反復練習です。スラスラと言えるようになるまで何度も練習します。このとき、一言一句覚えるのはオススメしません。かなり労力が必要で、少しでも飛んでしまったらパニックになって収拾がつかなくなる可能性もあります。何を言いたいのか重要単語と流れだけ覚えておけば、しゃべりながら修正がしやすいですし、多少表現が違っても相手に伝わり、自分の言葉で話すことができます。

自分の中でスラスラ言えるようになれば、あとは誰かに面接練習をしてもらうことになります。大学生であれば同じ大学生の友人や大学職員や教員、現役教員であれば同僚にお願いすることになるでしょう。場合によっては家族にお願いするのもありですね。

実際に目の前に人がいると緊張感は段違いです。それに想定していなかった質問が飛んでくることもあります。ここで予期せぬ質問に対応する適応力を鍛えていきましょう。実戦形式の練習を積んで本番までに仕上げたいところですね。

第三者から見て問題ないレベルまでは仕上げたいですね。場合によってはまだこの段階でも候補者がいるかもしれません。万全の状態で臨みましょう!

ココナラ

面接の練習はしたいけど、評価してくれてアドバイスをくれる人がいないという方も多いでしょう。そういう方には「ココナラ」を使うことをオススメします。ココナラには面接の指導やアドバイスをしてくれる方がいますし、その多くは現役の教員や退職された方ですので安心感があります。無料というわけにはいきませんが、自分の人生がかかった教科面接ですので、万全を期すなら利用してみることをオススメしますね。

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最後に

私立学校の教員採用試験において、管理職面接は消化試合になりがちですが、場合によっては他に候補者がいる可能性があります。学校に関する研究をしっかりとして、面接が得意な人であっても油断せず、完璧な準備をして臨みたいものですね。

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