春から大学生になる方の中には、大学が自宅から遠くて一人暮らしを始める人もいるかもしれません。そんな方々に大学生ならではの物件探しのポイントをご紹介します!
大学からの距離
ここは最重要です。在学中一番行く場所は大学です。こことの距離はしっかりと考慮したいところです。
大学から近いメリットとデメリット
大学に近いとギリギリまで家にいれるので通学時間を短縮し様々なことに時間を使えます。また、授業の合間に家に帰るということも可能です。大学内で暇を持て余すということもなくなりますので、時間を有効活用したい、自分の時間を大切にしたい方にはオススメですね。
デメリットは交友関係にもよりますが学生の溜り場となってしまう可能性が高いことです。特に大学と最寄り駅の間にある物件は要注意です。折角時間を有効活用したいのに、友人に居座られては意外と自分の時間を取れないかもしれません。また、大学周辺にはスーパーが少ない傾向にあります。飲食店やコンビニが多いですので、自炊がしにくく出費がかさむので気を付けましょう。
大学から遠いメリットとデメリット
逆に大学から遠いことによって、オンオフのメリハリがつきやすくなり、学生の溜り場にならないというメリットがあります。また、物件の選択肢が増えますので割安物件があったり、好みの間取りの物件と出逢いやすくなります。
ただ、通学時間がかかるということはその分勉強の時間であったり、アルバイトや自分の時間が削られるということです。わざわざ実家を離れて一人暮らしをするのですから、このあたりは天秤にかけた方が良さそうです。
個人的には1駅ほど離れた大学まで自転車圏内の住宅街がオススメです。スーパーもあり自炊できて、物件の選択肢も多いというのが攻守にバランスが良いですね。
駅からの距離
電車を利用する頻度が高いのであれば駅からの距離も重要です。特に、大学の最寄り駅を回避した場合、大学まで電車でいくこともありますし、サークルや部活動に加入したときの遠征、キャンパスが複数ある場合は複数キャンパスへのアクセスを考えなければなりません。最近は複数キャンパスで1~2回生の基礎教育と3回生以降の専門教育とでキャンパスを分けているところがあるので両方のアクセスを意識したいところです。
間取りと広さ
筆者は1Kをオススメしますが、用途によってはワンルームや1DKや1LDKも候補になります。
1Kをオススメする学生
自炊する頻度が高いのならキッチンを分けておいた方が良いです。キッチン関係のものを別の部屋に収納することができるので部屋にまとまりが出ます。また、においの問題もあるので、寝具ににおいがつくのも防げます。
部屋は机、ベッド、テレビが置けるスペースがあると万能です。ベッドをソファー代わりと考えると割となんとかなります。テレビを置かないという選択肢もありで、スペースを有効活用できます。
1Kは価格面でも折り合いがつきやすいので、学生にはオススメですね。
ワンルームをオススメする学生
自炊をほとんどしないのであればワンルームで十分です。家賃もその分安くなりますし、キッチン関係のものをほとんど置かなくていいので荷物は意外となんとかなります。家賃を最優先と考えるならワンルームはありですね。
1DKや1LDKをオススメする学生
1Kやワンルームだと勉強したりテレビを見たり食事する部屋で寝ることになります。完全に寝室として独立させたい、「勉強+寝室」と「食事+娯楽」というふうに分けることもできるので、家の中でもメリハリをつけたいという方には1DKや1LDKの間取りもオススメですね。ただ、家賃が高くなるのと大学の近くではあまり数が多くないという点は気をつけたいところです。
ネット環境
最近はネット無料を売りにしている物件があります。しかし、ここも注意が必要です。人によってはネット無料の物件ではなく、自分でネット環境を整えた方が良い人もいます。
ネット無料物件をオススメしない学生
ネット無料と言っても、ネットの代金は少し家賃に乗っています。とは言ってもかなり少額ですので、普通に自分で契約するよりは遥かに安いです。
しかし、ネットの速度や安定度には期待してはいけません。建物でネット回線を共有していたり、回線速度の遅い契約だったりしますので、無料という言葉に簡単に釣られてはいけません。
- ◯ウェブ閲覧
- ◯音楽のストリーム再生
- △大容量ダウンロード
- △動画視聴
- ×オンラインゲーム
こんな感じでしょうか。特にオンラインゲームができるかはかなり怪しいですので、この点は気をつけましょう。スマホゲーム程度でしたら大丈夫かもしれませんが、ゲーム機やPCでのオンライン対戦などをやりたいと思うのなら、自分でネットを契約した方が良いでしょう。
ネット無料物件をオススメする学生
面倒なネットの契約が不要で、安くネットを利用できるので学生にはありがたいです。ウェブ閲覧やちょっとした動画視聴ぐらいしかネットを使わないのであれば、ネット無料物件の恩恵を受けれて不自由もしませんのでオススメです。
築年数
ここはあまり気にしなくても良いです。大事なのは内装です。余程内装がひどくない限り住めば都ですので外観や築年数は気にならなくなります。築年数がいっててもメンテナンスがきちんとされていたり、リフォームが入っていたりするとかなりきれいですので、そこまでこだわらなくても良いでしょう。
それに築年数がいっている物件はその分家賃も安くなっているのでメリットもあります。
セキュリティ
定番ですが、セキュリティを気にするなら2階以上が良いですね。虫(蚊やGなど)も気にするなら5階以上にするのもありです。
また、外から直接家にアクセスできるものではなく、鍵が必要なエントランスを経由するタイプだとさらにセキュリティは上がります。ここに人が常駐するタイプだとさらにセキュリティが上がるのですが、物件数が少ないのと、家賃が高くなります。通いの管理人の場合、夜間などの居て欲しい時間帯に居ないことも多いですね。
大学の所在地次第では、物騒な地域もありますので気をつけたいところです。
最後に
大学生になって初めて一人暮らしを始める方も多いことでしょう。ワクワクして背伸びしがちになってしまいますが、適切な家賃にしておかないと学業にまで支障が出ることがあります。ここだけは押さえておきたいポイントをハッキリし、多少は妥協することも必要ですよ!