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【学校教員との結婚】夫が学校教員のときのメリットとデメリット

今日は11月22日、いい夫婦の日ですね。今日は、学校教員の奥さんについての記事です。私の奥さんに徹底取材してみました!

一般的な学校教員の基本スペック

学歴:平均以上

職業の安定度:高いことが多い

年収:一般公務員よりは高いが、そこまで高くない

育児参加度:期待してはいけない

では、個別に見ていきましょう!

学歴

学歴を気にされる方は多いですよね。最低ラインとして、4年制大学は出ています。一部、短期大学卒でも教員免許を取れるのですが、数としてはかなり少数です。

どのような大学を卒業されている方が多いかというと、ピンキリで下は偏差値40台のところから、上は京大や東大までいます。とは言っても、偏差値が低い大学でも教員免許は取得できるのですが、採用率はあまり高くありません。雇用形態にもよりますが、実際に教員をされている方は平均以上の学歴があると思って大丈夫です

数として多いのは教育大学系列ですね。教員になることが目的の大学ですし、実際に採用率も高いです。関西圏の主な教育大学・国立の教育学部の偏差値は下の通りです。

  • 【国】京都大学(教育学部)69-71
  • 【国】大阪教育大学(教育学部)49-57
  • 【国】京都教育大学(教育学部)49-57
  • 【国】奈良教育大学(教育学部)50-57
  • 【国】兵庫教育大学(学校教育学部)52-54
  • 【国】和歌山大学(教育学部)49-57
  • 【国】滋賀大学(教育学部)50-56

京都大学は飛び抜けた存在ですが、教員養成のための学部でないためここから学校教員になるのは少数派です。そうなると、各自治体に1つずつある教員養成系の大学がそれぞれの自治体では幅を利かせている感じです。

また、偏差値帯に幅があるのは教科による差が大きいためです。主要5教科(国語・数学・理科・社会・英語)は高偏差値になっている傾向があります

とは言っても、この他の国公立大学卒の教員や、私立大学卒の教員も多くいるので一概に偏差値はこれぐらいというのは言いにくいですね。それに学力だけで採用されるわけではありませんので、尚更ですね。

あと、さらに精度を上げるのであれば、小学校 ≪ 中学校 < 中高一貫校 ≦ 高校の順で学歴は良い傾向にあります。特に小学校は教員免許を取得しやすく、採用率も高いので高学歴でなくても採用されやすい傾向にあります。

職業の安定度は最高レベル。ただし、正規雇用に限る。

公立の教員の場合、公務員ですので安定度は抜群です。どれだけ不況になろうとも仕事はありますし、リストラに合うこともありません。住宅ローンも簡単に借りれる最高の信頼度です。

私立はサラリーマンとしての扱いですが、準公務員のような存在で安定度は非常に高いです。よほど学校の経営が不安定でない限り、公立と同じように終身雇用です。

ただし、正規雇用の教員に限ります。公立では教諭、私立では専任教諭が正規雇用にあたります。非正規雇用の常勤講師、非常勤講師は非常に不安定な雇用形態です。期限付きの雇用なので、正規雇用になるまで採用試験を受け続けなければなりません。

年齢が若いうちはまだ良いのですが、年齢が上がるにつれて採用率は下がっていきますし、非正規雇用のままでは、昇給もかなりの早期に頭打ちになります。この点は知っておいた方が良いでしょう。

年収はやや良いが、贅沢はできない

公立の正規雇用の場合、一般公務員より若干給料が良いです。しかも、確実にボーナスが支払われ、毎年昇給していきます。この点はとても魅力的ですね。

大阪府の行政職の場合、1年目で年収346万円、35歳(主事級)で年収511万円、45歳(主査級)で年収700万円です。

これが教員(高校)の場合、大卒1年目で年収401万円、35歳(教諭)で630万円、45歳(教諭)で年収766万円です。役職につけばもう少し上がりますが、劇的に年収が高いというわけではありません。ちょっとした贅沢はできても、生活水準がすごく高い訳でもありませんね

年収について詳しくは元データからご確認ください。

私立の場合は学校によって様々で結構幅があります。公立より若干少ない学校もあれば、公立より大幅に多い学校もあります。良い方の例だと、40代で年収1000万円が狙えるような私立学校もありますので、かなり魅力的ですね。

とは言っても、年収1000万円は税制上かなり不利で、年収1000万円+専業主婦の手取りは約720万円です。なんと、280万円も税金で消えてしまいます。ちなみに年収500万円ずつ世帯年収1000万円の共働きだと手取り約400万円ずつの計800万円になりますので、80万円もの差があります。

年収1000万円なら贅沢な暮らしができると思っていたら、意外とそうでもないことがありますので気をつけましょう。贅沢な暮らしがしたいなら共働き推奨です

育児参加を期待してはいけない

これが1番のデメリットではないでしょうか。学校教員は朝は早くて夜は遅く、土日も部活動という名のボランティアに行かなければならない超ブラックな環境がほとんどです。そのため、ほとんど家にいないと思っていいでしょう

困るのは育児ですほとんど家にいないので一緒にいる時間は短くなりますし、子どもが生まれてもワンオペ育児になりがちです。これをストレスに感じることでしょう。実家などの協力を得やすい環境にあると幾分かは軽減されますが、そのような環境にない人の方が多いと思いますし、頼りすぎるのも気が引けてしまいます。

学校教員自体は子どもが好きな人がとても多い職業ですが、自分の子どもと関わる時間が少ないという悲しき宿命です。ここを折り合いがつけれるかが、学校教員との結婚での最大のハードルではないでしょうか?

「亭主元気で留守がいい」

子どもが大きくなるなど、ある程度家庭が落ち着いてくると、教員の忙しさをメリットに感じるかもしれません。夫は金を入れてくれるだけ良くて、常に家にいない方が都合が良いと感じる奥さんは多いです。幸い、学校教員は安定した給料が約束されているので、よりメリットに感じることと思います。

まあ、学校教員が元気かどうかは疑問が残りますが。まあまあ疲弊していますので、労ってあげてください。

ちなみに、学校によっては育児参加が期待できるような学校もあります。放課後がフリーになりやすい、特別支援学校や一部のホワイト私立学校です。このような学校は定時帰宅がしやすいので、結構早く家に帰ってきて、お風呂に入れたり一緒に食事をしたりと育児参加がしやすいですね。

最後に

いい夫婦の日企画として、学校教員との結婚についてご紹介しました。学校教員は忙しということと、仕事での出会いが少ないことから独身の人が結構いますよ。育児のハードルさえ乗り越えられれば結構優良物件だと思いますので、一考の余地ありです!

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