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【教員採用試験】私立学校の教員になる方法(教科面接編)

模擬授業と一緒に教科の面接も行われるらしいんですけど、対策ってありますか?

私立学校の場合、模擬授業を評価するのは、その教科の教員であることがほとんどです。そのため、模擬授業後すぐに教科の面接を行うことが多いですね。今回は教科面接についてご紹介しましょう!

教科面接の傾向と対策

教科面接は名前の通り、その教科を指導している教員による面接です。ここで管理職が登場することは少なく、教科主任 + 教科の専任教員数名ということがほとんどです。模擬授業と一緒に行われることが多く、模擬授業後の流れで面接を行うことになるでしょう。

では具体的に私立学校の教員採用試験で行われる教科面接がどのような行われ、どのような対策をすればよいのかをご紹介していきましょう。

対策方法は日程によって違う

教科面接と言っても教員採用試験の日程によって対策方法は少し違います。どの日程でも受験者の中で最も良い印象を与える受け答えをすればよいだけなのですが、日程によって受験者層に違いがありますのでそれに合わした対策をしたいところですね。

春採用

最も受験者層が厚いのがこの日程です。受験者のレベルが高いだけあってかなりハイレベルな戦いになります。他の受験者との違い・優位点をアピールできるように入念な準備をしたいところです。それだけ激戦になるのが春採用ですが、その分労働環境が良く給料も高い学校が多いのが特徴です。

【教員採用試験】私立学校の春採用

秋採用

春採用よりは激化しませんが、それなりの内容が求められるのがこの日程です。この日程は公立学校の教員採用試験の最中・またはその後に行われますので、公立志望者や合格者は不在ですので、受験者のレベルはそこまで高くありません。とは言っても受験者数は結構いますので、対策して臨みたいところです。

【教員採用試験】私立学校の秋採用

冬採用・不定期採用

この2つは学校としても緊急性のある日程です。学校としても何とかして人材を確保したいと思っています。

志願者数が少なく、この段階で受験者が1名のみということも多々あります。そのため、攻めよりも守りが大事で、無難な人柄が好まれます。「この人なら授業を任せて安心だろう」と思われるような安心感のある面接にしたいですね。

【教員採用試験】私立学校の冬採用 【教員採用試験】私立学校の不定期採用

教科面接の流れ

私立学校の教員採用試験で行われる教科面接はほとんどの場合、模擬授業の後にその流れで行われます。もしくは、冬採用や不定期採用なら模擬授業がなく、教科面接のみという学校もあります。

まずは控え室に案内されることになるでしょう。面接会場とは別の場所にあり、そこで順番を待ちます。模擬授業と一緒に行う場合はそこで準備をするように指示されるでしょう。到着が早いと他の受験者と顔を合わせることになります。特に問題はありませんので、気持ち早めに到着して会場の雰囲気に慣れたいところですね

面接の形式は?

ほとんどの場合、筆記試験で2〜3人に絞り込んでいるため、個人面接になることでしょう。大量に採用するなど候補者を多く残すような場合でない限り集団面接は行いません。10名弱の面接官(現役教員)に対して受験者1人となります。質問者の目を見て全員にアピールしたいところですね。

教科面接と管理職面接を一度に行うようなタイプの面接(冬採用・不定期採用に多い)だと、教頭・校長も同席します。

面接時間は学校により様々ですが、15分ぐらいが一般的で30分だと長いという印象ですね。面接の所要時間について記載されている学校はまちまちですが、これぐらいになるでしょう。

面接の内容は?

教科面接ですので、教科に関する内容が中心ですが、それ以外のこともほどほどに質問されます。教科で候補者を1名~数名に絞って管理職に提案することになりますので、教科指導面で問題ないことはもちろんのこと、教科以外の面も提案に値するかを判断する必要があります。

よくあるパターンですと、序盤は教科に関する質問をし、教科面で問題ないかを判断します。そのあと、教科以外のことも質問して総合力を判断することが多いですね。

教科面接で想定される質問については、近日中に別の記事でアップする予定です。少々お待ちください。

管理職が同席する場合は要注意

冬採用や不定期採用の場合、教頭や校長などの管理職が同席するケースがあります。そうなると、質問内容は教科だけにとどまりません。結構幅広く質問されますので、学校に関する研究もしておくと良いでしょう。ただ、冬採用や不定期採用だと向こうも人員確保に焦っていますので、そこまで攻めた内容は聞かれませんし、無難な回答で十分です

練習方法

王道の練習方法は以下のような流れです。

  1. 想定問答集の作成
  2. 自分でスラスラ言えるように練習
  3. 人に面接練習をしてもらう

最優先は想定される質問に対して自分の答えをあらかじめ用意しておくことです。ノープランで面接を受けて突破できるような甘いものではありません(特に春採用と秋採用)。上で紹介した質問例の記事や自分のエントリーシートで質問されそうなところを重点的に回答例を考えておきましょう。

面接官に質問して欲しいところはわざとエントリーシートで曖昧なままにしておくというテクニックもあります。全て書いてしまうと良い経歴でも質問しにくいです。逆に質問されたくないことはエントリーシートには極力書かないようにします。

想定問答集ができたら、自分の中で反復練習です。スラスラと言えるようになるまで何度も練習します。このとき、一言一句覚えるのはオススメしません。かなり労力が必要で、少しでも飛んでしまったらパニックになって収拾がつかなくなる可能性もあります。何を言いたいのか重要単語と流れだけ覚えておけば、しゃべりながら修正がしやすいですし、多少表現が違っても相手に伝わり、自分の言葉で話すことができます。

自分の中でスラスラ言えるようになれば、あとは誰かに面接練習をしてもらうことになります。大学生であれば同じ大学生の友人や大学職員や教員、現役教員であれば同僚にお願いすることになるでしょう。場合によっては家族にお願いするのもありですね。

実際に目の前に人がいると緊張感は段違いです。それに想定していなかった質問が飛んでくることもあります。ここで予期せぬ質問に対応する適応力を鍛えていきましょう。実戦形式の練習を積んで本番までに仕上げたいところですね。

第三者から見て問題ないレベルまでは仕上げたいですね。この段階まで残っているような他の受験者も強敵揃いです。万全の状態で臨みましょう!

ココナラ

面接の練習はしたいけど、評価してくれてアドバイスをくれる人がいないという方も多いでしょう。そういう方には「ココナラ」を使うことをオススメします。ココナラには面接の指導やアドバイスをしてくれる方がいますし、その多くは現役の教員や退職された方ですので安心感があります。無料というわけにはいきませんが、自分の人生がかかった教科面接ですので、万全を期すなら利用してみることをオススメしますね。

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最後に

私立学校の教員採用試験において、教科面接さえ突破すれば採用に大きく近づきます。あと少しではありますが、ここで気を緩めるわけにはいきません。面接が得意な人であっても油断せず、完璧な準備をして臨みたいものですね。

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